そして時は流れ、2000年を少し過ぎた頃。
今度はその神主の子供が似たような症状を発症した。
慌てて病院に駆け込んだが、結局治療法などは当時の医学でも分からなかった。
医者も色々と調べてくれたが、
はんとう病とかそういう病気に似てるが、実際はよく分からないとのこと。
はんとう病とかそういう病気に似てるが、実際はよく分からないとのこと。
ただその原因は断定はできないものの、可能性は推測はできたみたい。
それは「先祖が人の脳を食っていたこと」によるもの。
同じ人間を食べると、蛋白質が突然変異を起こし、脳がスポンジ状になるプリオン病というものがあるらしい。
その上、一度そういう病が発症すると、それは血筋で受け継がれる可能性があり、
日本にも、代々プリオン病が発症する家系が少数ながらあるとのこと。
大抵は身体機能障害や痴呆で終わるのだが、
中には一生眠れず狂い死にしたり、人肉を食べたくなって仕方なくなる症状もあるみたい。
発汗し続けるってのも負けず劣らず凄いもんだが、
人食のタブーを侵したカルマってのは存在するんだなって、それを聞いた当時は思ったね。
結局その息子も、脱水症状でショック死してしまった。
体は荼毘に付したが、今もどっかの病院に脳みそだけは保管されてると思う。
さて、ここまで読んでなんとなく察した人もいるかもだけど、これ親戚内での話です。
最初に発症したのが伯父で、その息子が従兄。
前半部分は親父からの伝聞で、医者の話はうろ覚えだから、細部は間違ってるかもしれません。
親父も幸い何も発症してないし、一応大丈夫だとは思うけれど、
俺も人食いの血は引いているので、もしかしたら発症するかもとビクビクしながら過ごしてます。
一部の医者は、こんな症状ありえないと言っていたし、ガチで呪いかもしれませんしね。
長文に加えて、読みにくい文章で申し訳ない。
お前ら、カニバリズムは絶対にやめろよ。死んでも知らないからな。


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