619 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/08/08(土) 03:29:09 ID:8dvpNfeM0 [2/5回(PC)]
実は今日、いや、もう昨日だな。俺の友人の葬式があったんだ。 
それで、その友人と仲の良かった友達が何人かが葬式に呼ばれて、 
俺もその一人だったわけ。死んだ友人は女の子でさ、面倒見の良い優等生だったんだ。 

ダチは車とか持ってないから、電車で行くことにしたんだけど、 
俺は電車ってどうも駄目で、それに切符買う金にも躊躇するくらい金欠だし、 
香典も包まなきゃいけなかったから、バイクで行くことにしたんだ。 
最寄の駅でダチと待ち合わせてから葬式に参列した。県外だったから結構かかった。 
朝6時に起きて、8時に着替えを持って出かけて、最寄り駅についたのは10時前。 

泣くまいとしても泣いちまうもんで、目が真っ赤になるくらい泣いた。 

葬式は1時間程度だったけど、遺族が納骨も付き添って欲しいってことで、 
火葬場まで行ったりしたから、全部終わったのは午後3時くらいだったと思う。 
しかもそのあとダチとマックにいってずいぶんと思い出話に耽ってた。 
ホントに、長いこと話し込んでた。気づけば7時こえてて、田舎だったし、 
電車の本数も少ないからといって解散になった。 
9時ごろには自分の仮住まいの隣の市に来てたんだが、休憩がてらよったコンビニで携帯を見ると、 
葬式に来たダチの一人が飲みに俺を誘ってた。 
俺はバイクだし、泊まらないことを前提にそのダチのアパートに行った。 
丁度そのダチは今いる市内に住んでたから、すぐついた。


620 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/08/08(土) 03:46:14 ID:8dvpNfeM0 [3/5回(PC)]
>>619の続き 

ダチは相当落ち込んでて、飲んで気を紛らわそうとしてた。 
俺もかなりショックだったから、気持ちは良く分かった。そうこうしてたら、もう11時を回ってしまった。 
そろそろ行かないと俺の眠気がヤバイということで、友人宅を後にした。 

で、ここからが本題なんだけど、、、地名を伏字つきで出すな、もしかしたら同じ体験してる人、似たような現象にあった奴がいたら情報をくれ。 
もう、さっきから後ろに誰かがいそうで怖くて仕方が無い。 
俺の今すんでるところは長○県。で、ダチ宅は上○市(真田幸村が有名)。 
で俺は隣の松○市にすんでる。ダチと俺は他学部だからキャンパスが違うんだ。 
上○市から松○市に行く道は知ってる限りで3通り。 
まずはビー○スラインを超えてくるルートだが、夜中だし鹿も出て危険で遠回り。 
次が一番近道だが有料道路を使う三○山トンネルを抜けるルート。 
最後が青○峠を越えるルートだが、国道とは思えないくらい狭く、道が粗い。 

俺はなるべく早く金は使わずに帰りたかったから最後の青○峠ルートを選んだ。 
バイクでそこは昼に何度も通ってるし、ゆっくりいけば安全だと分かってたから。 
だが、深夜に通るのは初めてだった。街頭はほとんどないし、ヘッドライトの照射範囲だけでは 
ラインや路面状況が読みずらいので、速度を30km前後に絞った。 
この峠には2つ真っ暗なトンネルがあるんだ。昼とおっても真っ暗なトンネルで、 
トンネルの壁の染みがとても怖い。 
二つ目のトンネルを抜けると下りになる。ギアをさらに一つ落としながらゆっくりと下る。 
眠気がぶっ飛ぶくらい集中してたな。 
でも、トンネル抜けて10分くらいたったら、突然白い霧が出たんだよ。 
ホントに濃い霧で、ヘッドライトの2メートル前がやっと見えるくらい。 
5分くらいその状態が続いて、(あの霧はなんだったんだろ?) 
って思いながら下り続けた。 
山へのツーリングは大好きで、結構夜の山も体験してるけど、あんな霧は初めてだった。 
つづく


623 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/08/08(土) 04:12:38 ID:8dvpNfeM0 [4/5回(PC)]
>>620のつづき 

フッて感じで霧が切れたので、霧の終点を見てみようと思い右ミラーを見たが、 
まぁ、街頭も無い峠なのでほとんど見えなかった。 
でも、2つのライトが見えた。ハロゲンとかじゃなくって黄色が強い感じの古っぽい色でボーっと光ってた。 
「あ、後続車。」 
この時間でも車通るんだなとか思いながら、もう少し近づいてきたら譲ろうって思った。 
この暗闇では車のライトのほうが良く見えるし、バイクよりも早いから。 
自分のバイクはマフラーが社外品で結構うるさいので、車の音を聞くことが出来ない。 
そろそろかなと思ってもう一度右ミラーを見ると、後続車のライトの形が変だった。 
なんていうのかな、ラグビーボールのような形で \ / ←こんな形してた。 
(あー、SSバイクかな?同じバイクだからやっぱ抜くのも怖いんだろうな。) 
と思って、俺が先導する形をとり続けたんだ。俺はこの峠結構よく知ってたし。 
それで峠を越えてしばらくすると信号があるんだけど、そのときミラーを見たらもういなかった。 
一応途中で麻○村って所に行く分かれ道があるから、そこで曲がったんだろうと思った。 

で、帰ってきて、塩で体清めて風呂に入りながら気づいちゃったんだよ。 
後ろにいた2つのヘッドライト、俺のバイクの右ミラーにしか映ってなかった。 
俺は癖で片方のミラー見たらもう片方も確認するんだけど、左のミラーには一度も映ってなかった。 
それから、普通後ろに夜に車がいるとさ、バイク海苔は分かると思うけど、前方に自分の陰が移るじゃん? 
それが無かったんだよ、俺のバイクのライトの光しかなかったんだ。 
あと、ミラーに映った2つのライト、カーブの時もミラーに張り付くように場所が動かなかった。 

あれ、もしかしたら人の目だったんじゃないかと思うんだ。 
白目剥いた感じの黄色がかった目だったんじゃないかってさ。。。 
霊なのかな、、、疲れのせい?でもあんなにくっきりと映ったものを幻覚だ何て思えないんだ。 
どうなんだろう。マジ、怖ぇんだょ。 
死んだ友達、憑いてないよな。。。