7 : カレーは飲み物[] 投稿日:04/08/11 23:53 ID:CSNTE10Z [1/4回]
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友人が子供の頃に体験した話。 

小学生の頃、家に帰ったらこげ茶色の立派な二段ベットが部屋に置かれていた。 
親父さんが知り合いから格安で譲ってもらったらしく、前からベットが欲しかった 
友人は大喜びで、その日から友人が上の段、友人の姉が下の段で寝ることになった。 

ところがその夜、夜中に寝返りをうって友人は目を覚ました。 
寝る前は右側に壁があったのはずなのに、今は左側にある。 
いつの間にか、寝ている位置が左右逆になっていた。 
寝ぼけていた友人は自分が寝相が悪く、ベットの中で頭と足の位置が入れ替わったの 
だろうと思ってそのまま寝た。 
翌朝、起きてみると壁はちゃんと右側にあり、友人はきちんと布団に入って寝ていた。 
友人は不思議な事があるもんだと思ったが、せっかく買ってもらったベットなので両 
親にはその出来事は話さなかった。


8 : カレーは飲み物[sage] 投稿日:04/08/11 23:53 ID:CSNTE10Z [2/4回]
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その日の夜、友人は夜中にトイレに行きたくて目が覚めた。 
二段ベットの梯子を降り、半分寝ている頭でドアのほうに向かって歩くと顔面から 
壁にぶつかった。よく見ると、ドアがあるのは反対方向の壁だった。 
どうやらまた寝ている位置が逆になっていたようだったが、眠かった友人は深く考えず、 
トイレを済ませてからまた寝た。 

翌朝、さすがに2日連続不可解なことが続いたので、友人は今までの事を両親に話し 
てみた。案の定、両親は「気のせいか夢でも見たんだ」と笑ったが、下の段に寝ている 
姉も同じ体験をしたらしく、青い顔で「本当だよ」と言った。 
このベットで寝ていると、寝ている位置が夜中に目が覚めたときに変わっていて、 
朝に気が付くと元に戻っているらしい。 
普段は仲が悪い姉弟も、この時は結託して両親に訴えてみたが一笑で終わった。 



9 : カレーは飲み物[sage] 投稿日:04/08/11 23:54 ID:CSNTE10Z [3/4回]
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気味が悪い二段ベット。 
使いたくはなかったが部屋のスペースの問題もあり、その日もベットで寝ることに 
なった。 
夜中、誰かの泣き声で友人は目が覚めた。姉の声だ。 
階段で下に降りようと思ったが、どちらに壁があるのか確認するのが怖かった友人は、 
頭に布団を被ったままベットから右側に手を伸ばしてみた。 
 ・・・壁の感触がある。 
安心した反面、なにか嫌な予感がした友人は左側にも手を伸ばしてみた。 
 ・・・壁の感触がある。 
驚いた友人は布団から頭を出して周りを見てみた。 

部屋の横方向がベットの幅に圧縮されているように、左右に壁があった。 

友人は頭パニックになりながら、とりあえず足元のほうからベットのヘリを使って 
下に降り、下の段の姉の布団に飛び込んだ。 
姉も顔をグシャグシャにしながら泣いていて、姉弟は抱き合いながら布団を被って 
夜を明かした。



10 : カレーは飲み物[sage] 投稿日:04/08/11 23:55 ID:CSNTE10Z [4/4回]
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翌朝、目が覚めると母親の顔が目の前にあった。 
しかもかなり怒ってる。 
何を怒っているのかわけもわからず、友人は姉とベットから出て周りを見て目が点 
になった。部屋のドアを塞ぐように、ベット本体が移動していたのだ。 
母親は2人が夜のうちにイタズラをして移動させたと思ったらしい。 
部屋のドアは内開きだったので、寝ている2人をベットごと跨ぐ様にして母親は 
部屋に入ったとの事だった。 

姉弟は泣きながら昨夜の出来事を話した。 
初めはイタズラか「2人で寝ぼけたのか」と笑っていた両親だったが、ベットを元の 
位置に戻す段階でおかしい事に気が付いた。 
どう考えても小学生の2人が移動させられる、ベットの重さではなかったからだ。 

結局、そのベットは家からは消えた。 
親父さんが返品したのか捨てたのかは知らない。 
いわく付だったのかもわからない。 
友人の家では二段ベットの話はタブーとなっているので、未だに真相は闇の中。