367 : 1/2[sage] 投稿日:2007/10/04(木) 12:33:12 ID:vQEOHeDIO [1/2回(携帯)]
怖くないかもだけど、中1の時に体験した話 

私の家に、部屋が3つ並んでてフスマで仕切られてるところがあって 
左から私の部屋、何もない部屋、祖父の部屋だった 

祖父はその年の夏亡くなっていたので、ただ仏壇があるだけの空き部屋になっていた 

ある夜中、私室のベッドで寝ているときに金縛りにあった 
金縛りはいつもの事なので慣れていたがこの日は違った 

耳元でボソボソと声が聞こえる 
男なのか、女なのか、何を言ってるのかは全く分からなかった 

目はつぶっていた、というか、開かなかった 
真っ暗で何も見えない 

私は「嫌だ嫌だ、どっか行け、聞きたくない」と、ずっと念じていた 

すると急に右腕を捕まれた 

「うわっ!!」と思った瞬間右腕を体ごと引っ張られた


368 : 2/2[sage] 投稿日:2007/10/04(木) 12:35:07 ID:vQEOHeDIO [2/2回(携帯)]
体と言っても、なんというか、自分の「霊体」だけが抜き取られたというか… 
温度のある肉体から自分の精神だけが引っ張られ、抜き取られた感じがした 

自分の精神が、何者かに右腕を捕まれ、祖父の部屋の方へ移動してるのが分かった 

私は、私の精神は、精一杯「嫌だ!放せよ!やめろコンチクショウ!!」と声にならない声で叫び、目を開けた 

右腕が解放されたのが分かった 
目を開けたそこには祖父の部屋の仏壇があった 
私の精神は仏壇の前に立っていた 

「え?」と思いながら瞬きをして目を開けると景色がかわった 
今度は私室と祖父の部屋の間の何も無い部屋から私室の方を眺めていた 
私室へ近づいている 

もう一度瞬きをすると、今度は目の前に私室のフスマがあった 
更に私室へ近づいている 
このフスマの向こうには私の体がある 

もう一度瞬きをすると、「ドスンッ!!」と物凄い衝撃を受けた 
「体」と「精神」が一致した私は目を覚ました 

息が全速力で走った後と同じくらいに上がっていた 

結局あれが何だったのかは分からず仕舞いです