2019年11月

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    知人に「○島」さんというおじいさんがいる。
    もう、70を越えた人で、立川市の砂川町という所の代々の農家だ。
    ○島さんは青年のころ、よく多摩川につりに行った。

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    ひだる神に取り憑かれたら、なんでもいいから食べること、
    じゃなかったかね? 携行食を用意しておけという
    昔の人の知恵みたいなものだろうけど

    【ひだる神に取り憑かれたら】の続きを読む

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    嫁さんは品川区生まれで、小学校の4年生くらいのときだった。
    鉄棒が得意で、学校の校庭開放日には鉄棒をしにちょくちょく行って、その帰り道のこと。

    【川の上流のほうから「あんどん」のようなぼんやりした赤っぽい風船のようなものが飛んでくる】の続きを読む

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    山中湖の別荘持ってる友達が別荘を持って2年目くらいのことだった。
    仕事上の知人を接待した次の日で、1人きりだった。

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    「孤高の人」といえば実在の登山家「加藤文太郎」だが、Hさんも彼にあこがれて一時期、単独行をやったことがあるそうだ。

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    おれの母親がこどものころ、1キロほど離れた「氷○神社」でよく遊んでいた。
    母はその神社の氏子だったので宮司とも顔見知りで、近所の公園なんかに行くよりも神社のほうが安心できたようだ。

    【母は「氷○神社」の氏子だったので、近所の公園に行くよりも神社でよく遊んでいた】の続きを読む

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    彼がまだ幼い頃、神社の裏山でよく遊んでいたという。
    その日はカブトムシを探すのに夢中になってしまい、気が付いた時には、
    辺りはすっかり暗くなっていた。

    【ゆっくりと行き違いながら「こんばんわ」と挨拶をした】の続きを読む

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    仕事についてまだ間もない頃、山の中で酒の匂いを嗅いだという。
    鼻をひくつかせながら匂いを辿ると、やがて液体を溜め込んだ木の洞を見つけた。
    指に漬けて、恐る恐る舐めてみる。

    【山の中で酒の匂いを嗅いだ】の続きを読む

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    子供の頃、明け方のまだ薄暗い時刻に、500mほど先の山を登っていく鳥居のシルエットを見たときは怖かったなぁ
    空気がこれでもかってくらいに重くて、まるで冷えたオロナイン軟膏の中にいるみたいだった

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    俺は以前、乗馬をやり、自分の馬を持っていたほどの馬好きなんだが、
    馬に関する妖怪で「ギバ」というのがいる。

    【馬に関する妖怪で「ギバ」というのがいる】の続きを読む

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