悲しい話

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    21 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/22(月) 01:45:16 ID:3ArWKdSq0 [1/1回(PC)]

    子供の頃、母方の叔母から電話があり 


    「父方の祖母が亡くなった」


    と聞かされた。ませたガキだったもんで、子供心にも 
    なんで母の姉(叔母)が父方の親戚について報告するのか?と疑問に思っていた。 

    ありきたりだが、後に確認しても叔母は私に電話などしていなかったし 
    父方の祖母の安否など知る由も無く。 

    でも、その日の夜、今度は父方の叔父から祖母が亡くなったと報告が入った。 
    亡くなったのは、私が叔母らしき女性からの電話を受けた時間帯だった。 
    電話の主の女性は、


    「おばあちゃんはあなたをとても心配していたから」


    と言っていたという。 
    確かに祖母は、生まれつき病を抱えて生まれてきた
    私をとても気に掛けてくれていたとの事で 

    今と違い障害持ちに理解のない時代で、親にも敬遠されていた私の誕生を 
    唯一手放しで喜んでくれた人でもあった。 

    偶然だろうとか、縁起の悪い嘘をつくとか責められて結局誰も信じてくれなかったけれど 
    あの電話の主は祖母だったのだと勝手に信じている。

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    750 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/28(日) 16:37:48 ID:bKpvRA1lO [1/2回(携帯)]

    交際二年になる男女がいた 
    お互いの両親にも挨拶をして近々結婚する予定だった 

    しかしある日、彼女に新しい男ができてしまい、
    彼氏は説得を試みるも彼女はその男の元へ行ってしまった 
    失意のどん底にいた彼は、それから毎日脱け殻のように家に引きこもり、
    家族とすら口をきかなくなった 


    唯一の救いは酒 


    元々飲める体質ではなかったが、
    シラフだととてもやっていけなかった彼は昼夜問わず飲み続けた 

    ある日、泥酔した彼は台所から包丁を持ち出し自殺をしようとした 

    しかし死ぬことはできず、 ただただ包丁を振り回して遊んでいた 
    もう見ないと決めていた彼女と撮った写真やプリクラを見ながら号泣したり、
    彼女を思い出したり… 

    彼はいつまで経っても彼女のことを忘れることができずにいた 

    体重は激減し、頬はこけ、目の下にはクマが酷かった 
    彼女は、別れても友達でいようと言ってくれて、
    連絡先はまだ知っていたが、男がいるとわかってて連絡するのはあまりにも辛すぎるし、
    それだといつまで経っても忘れることができないと思い、
    別れてからは一度も連絡はしなかった 

    するとある日彼女のほうからメールがきて
    内容はその男と結婚することになったというものだった
     
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    432 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/24(水) 13:27:12 ID:xobFSKLj0 [1/1回(PC)]

    3年前に姉が死んだ。 
    姉は、当時18歳だったが、 
    ずっと年上の不○相手とドライブ中に 
    車ごと崖から落ち2人とも亡くなった。 

    車の中から遺書が見つかり、無理○中と断定された。 

    心中の理由は、相手の男の家庭の事情で離婚ができない事、 
    うちの両親が二人の交際に大反対をし、無理矢理に別れさせる為に 
    姉を父方の実家の北海道に連れて行こうとしたこと、など。 
    姉のまだ幼い字で書かれた遺書が痛ましかった。 


    なんども お父さんお母さんごめんね、と書かれていた。 


    男の遺書には、私の家族に対する謝罪の言葉が几帳面な字で 
    書かれていた。 

    あれから3年 
    私たち家族はあわただしく日常を過ごしているが 
    姉の事を忘れた事はないが、それでも姉の居ない日々に 
    慣れようとしていた、ある日。 

    ポストに切手のない手紙が投函されていた。 
    直接ポストにいれたのだろう。住所はなく宛名な父母宛だった。 
    どこかで見た、几帳面な字 
    封を開けると、中には1枚の白い便せんに 
    こう書かれていた 


    「お嬢さんは毎日泣いています。 
    私にはお嬢さんを幸せにすることができませんでした。 
    私が至らないばかりに、申し訳ありません。 
    明日、お嬢さんをお返しします」 

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    878 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/07/14(火) 07:12:18 ID:TvjlN9UlO [1/1回(携帯)]

    コンビニの帰り道、目の前で猫が撥ねられた。鈍い音がして、車が走り去る。 


    猫がものすごい声で鳴いた。一音一音に濁点がついてるような凄まじい声。 


    もう何か考える前に道路飛び出した。夜中で交通量なかったし。 
    猫はとんでもないことになってた。まず助からないと直感できる程。 
    それでも放っておけなくて、目と鼻の先にあるかかりつけの獣医に連れて行くことにした。 

    全力疾走してる間も猫は聞いたこともないような叫びをあげる。 
    数分もせず病院について、先生は猫を見るなり言った。 


    「可哀想だけど僕には何もできない。苦しくないように安楽死させるくらいしか」 


    俺は迷わず頭を下げて、先生に頼んだ。殺してあげなきゃって思った。 
    猫は注射されてほどなくして息を引き取った。可愛いトラ猫だった。 

    涙とか鼻水とか血とかいろんなもんで顔と服をぐちゃぐちゃにしたまま帰った。 
    何しても眠れなくて、明け方やっとうとうとしかけた頃に声が聞こえた。 


    「ミ"ャッ!ビャッ!」


    みたいな声が家の外から近くなったり遠くなったりして聞こえる。 
    初めは得体がしれなくてドキッとしたけど、もしやあの猫か?と思ったら無視できなくて 
    恐る恐る外に出た。そんで


    「痛かったよな。助けられなくてごめんな」


    って謝った。 

    暗がりに合掌して中に戻ろうとしたら、玄関のノブにコンビニの袋が引っ掛かってた。 
    弁当とタバコとお茶。間違いなく事故現場に忘れてきたもの。 

    もう一度暗がりに礼言って、家に入ると声は止んだ。俺は泣きながら弁当食った。 


    ふと思い出して書いてみた。唯一の体験。

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    148 : 名無し(仮)[] 投稿日:2009/06/19(金) 16:03:42 ID:uAc8uZ3jO [1/1回(携帯)]

    これは去年の年末の出来事です。 

    私には中学生の頃二年以上片想いした忘れられない大好きな彼Nくんがいました。 
    そんな青春も過ぎ12月のある日、付き合ってた彼氏の家で寝てました。 


    彼氏の家はなんというのかな、多分霊的な力が集まりやすい場所で特に彼氏の部屋は異常な場所でした。 


    そんな部屋で寝てる時、ある夢を見ました。 
    中学校の同窓会風景。 
    成人式を控えた頃だったので、よくやる成人式後の同窓会でした。
    場所は学年一緒だけど各クラス部屋が違う、といった同窓会で別のクラスの部屋にも行けるという感じでした。 

    同窓会というみんなが盛り上がる中、私は別のクラスだった片想いしたNくんに会いたくなり
    彼のいるクラスの部屋にはやる気持ちをおさえ向かいました。
    (当時彼はシャイでなかなか会ったり話したりできなかった照) 

    Nくんのクラスの部屋に入り、Nくんの親友二人を先に見つけたので


    『あの二人の近くにNくんがいる!』


    と思い近付きました。そしたら、Nくんの姿はなく親友のAくんとMくんがすごい悲しいような、
    悔しいような、とにかく悲痛な顔をして私を見てるんです。 
    その二人の雰囲気におされた私は


    『あれ、いつも一緒のNくんは?』


    とは聞けませんでした。 
    当時私のNくんへの片想いは学年ではとても有名でした。実は両想いだったことも。 
    どうしても私は会いたく部屋中、会場中探しました。でもNくんの姿は見つかりませんでした。 


    途中Nくんの親友二人と顔合わせても無言で悲しい顔をしたまま私を見るのです。 


    それからNくんは見つからず夢から覚めました。 
    起きた時は変な夢だったなぐらいでした。でも何故か胸騒ぎがしました。 

    その夢を見た約二週間後、Nくんは脳の病気で急死…… 
    友人から連絡を受けたのは彼のお葬式後でした。
    (卒業後、連絡取れる人はあまりいなかった)


    あまりの急な知らせだったので大泣きしました。 
    それから成人式。AくんとMくんの私を見る悲しい顔。Nくんのいないクラスの集まり…… 

    あの夢は、予知夢?それとは違う虫の知らせ、みたいなものだったのでしょうか。 


    今でもあの夢は忘れられません。

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    545 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 00:39:01 ID:bvc1wNHB0 [1/1回(PC)]

    H氏の細君の指の話 

    行きつけの飲み屋の常連客の一人にH氏という男がいた。 

    普段は人の良い大人しい男で私も何度か親しく飲んだこともあるのだが、 
    H氏には若い細君がありながらどうにも女癖がよろしくないという欠点があった。 
    H氏の細君は相当な悋気持ちらしく「やりにくくてしょうがない」というような 
    ことをH氏は良く愚痴ていた。 

    何年か前のこと。H氏の悪い癖がでて店の女の子と懇ろになってしまった。 

    H氏の悪行はすぐに細君に知れることとなり、激高したH氏の細君から店に 
    電話がかかるということもしばしばであったが、H氏と店の女の子の関係は 
    だらだらと続いたらしい。


    ある日、店にH氏の細君から小さな小包が女の子宛に届いた。 


    たまたま店に居合わせた私は、女の子が何だか気味が悪いというので、代わりに私が 
    その小包の封を開けた。


    小包の中には白いガーゼで丁寧に梱包されたH氏の細君のものと 
    思われる切断された女の小指が収められていた。


    流石にこれには参ったのか女の子はH氏と別れお店も辞めてしまい、
    H氏も店に顔を出すことはなくなった。 

    何日か前のこと。私はほとんど忘れかけていたH氏と街で偶然再会した。 
    H氏は女性連れで


    「Hの家内です」


    と挨拶したその女性の手には右手の親指と人差し指の2本しか指がなかった。
     
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    235 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/14(日) 17:13:23 ID:60Mymtvh0 [1/1回(PC)]

    本当にあった怖いか怖くないかわからない話 

    私が小6のとき10年間かってきた愛犬が死んだ。 
    一頻泣いた後、墓に入れるまで腐ったら嫌だからクーラーボックスに入れておいたんだ。 
    そして供養のためにそのクーラーボックスの上にろうそくを立てて、その晩は眠ることにした。 

    その後、夜中に突然雨戸が激しく


    「バンバン!!」


    とたたかれた。両親と私は


    「すわ?泥棒か!」


    とバットとおじいさんの形見の軍刀を持って表に出た。 
    するとなんとローソクが倒れてクーラーボックスが燃え、隣の荷物にまで引火しているではないか。 


    あわてて消火器で火を消し止めたので幸いにも小火ですんだ。 


    果たしてあの時雨戸をたたいてくれたのは誰だったのか。 
    荷物が倒れて偶然たたいた形になったのかもしれない。 

    しかしおそらく、最期に愛犬が知らせてくれたのだろう。そう思うことにしている。

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    21 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/06/11(木) 23:22:15 ID:MhPpXkq70 [1/1回(PC)]

    俺、田舎が山形だが確かに口減らしとかで生まれた子供を川に放り込んだり 
    枕を押し付けて窒息死させたりとかはあったらしいね。

    さらに働けない、兵役にも就けない池沼身障メンヘルを
    案山子代わりに畑の真ん中に立たせるとか。 


    もちろんそれらを殺して家畜のえさにしたかまでは知らない

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    74 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/13(土) 21:43:10 ID:krYvVYyRO [1/2回(携帯)]

    初めて不思議な体験した 

    自分のお爺ちゃんの弟さんが無くなった次の日の夜の2時くらいかな 
    一階の居間で猫と寝てたんだけど鈴の音が聞こえた 

    最初はずっと猫の鈴だと思ったんだけど 
    猫は自分の頭の近くで寝てたから違うって気付いて 
    そしたらだんだん頭が痛くなってきて息が苦しくて体も重くなって 
    体の力?が下にすーっと抜けてく感覚におそわれた 

    なんていうか睡眠薬とか風邪薬とかODした時の感覚に似てるっていうのかな 

    それとその弟さんとは面識が全くない(お爺ちゃんの葬式の時に一度会ったっきり) 
    なんだけど悲しくて悲しくてて涙が沢山でて泣きまくった 
    込み入った事情があったせいもあるんだけど 

    なんか、親も鈴の音を聞いたみたいだった 

    自分は全く霊感がないんだけど

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    27 : 1/2[sage] 投稿日:2009/06/10(水) 07:05:59 ID:tMENtE3a0 [1/2回(PC)]

    ある日、朝のニュースで男性が山で熊に襲われて顔に
    大怪我した~ってニュースがやってたんです。 
    その日に会社のおばちゃんが 


    「あのニュースで言ってた怪我した人って私の叔父なのよー 
     昨日の夜に母から電話があって、命に別状は無いって言ってたけどやっぱり心配だわー」 


    って言ってて、職場の皆で叔父さんきっとすぐ良くなるよって元気付けたり
    お見舞金集めたりとかしました。 
    熊に襲われるなんて滅多にないことだよね、大変だねって言ってたら、おばちゃんは


    「よくあることなのよ!」


    言うんです。 
    そのおばちゃんは実家が十勝平野だったかにあるそうで 
    子供の頃は山の中を通学路として通っていたりして野生動物には頻繁に遭遇したそうです。 

    そこでは近所のおばあちゃんが山で熊に遭遇して慌てて逃げて窪みに落ちて骨折しちゃったり、 
    山菜取りに行ったおじさんが荷物放って逃げ降りてきて熊だ~!まだすぐそこらに居る~!って
    叫んで皆で大騒ぎしたりしたそうです。 


    中でも一番ひどい話がありました。 


    おばちゃんが小学生の頃、学校終わって遊んでる最中に友達が忘れ物した!って言い出して、 
    何を?どこに?って聞いたんだけど学校に忘れ物しちゃったよーってだけ
    言って走って行っちゃったんだそうです。 

    おばちゃんはああ学校に行ったんだなって思って皆でまた遊び始めたそうです。 
    でも何時まで待っても友達が帰ってこなくて、
    暗くなってきてもう帰ろうかって話になったのだけど、 
    結局、今皆で帰ったらその子がかわいそうだよねって思い直して
    ずっと遊びながら待ってたそうです。
     
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