怖い話

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    かなり昔の小学生の時、修学旅行で、日光に行った。定番スポットの華厳の滝にも行った。 

    エレベーターで下り、展望台へ出たところ、他校の生徒も多く、なかなか、僕のクラスは 
    展望台最前にいけない。 

    やっとの思いで、フェンスの前についたころ、僕は、霧の中の壮大な滝に目を奪われていた。 

    みんなも「スゲ~」「デケぇ」とか言っていたと思う。 

    そんな中、僕の左側のすぐ後ろから、「え~」とか「どうして?」とか、 
    みんなとはトーンの違う女の子の声がした。 
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    自分が大学生の時、家族で北海道へ旅行した。亡くなった婆ちゃんの49日だったかな。 
    移動プラスアルファ旅行を楽しむために札幌のマンスリーマンションを1週間借りたんだ。
     
    婆ちゃんの住んでた所がすげー僻地で、札幌から車でも電車でも相当時間がかかる。 
    仏教信仰もへったくれもない上に親離れしたかった自分は親とは別行動で墓参りには行かなかったんだ。 
    つまり、そのマンスリーマンションに一人で残って親を見送った。

    車に乗って出てく両親を見送るまではあんまり気にしてなかったけどさ。 
    借りたマンスリーマンションのすぐ裏手が墓場だったんだよね。円山霊園ってやつ。 
    まあでも小さいころ霊感あったらしい自分もそん時には零感で、大して気にしなかった。 
    そのマンションで、昼間は札幌市内に出ては帰って寝るってなんちゃって独り暮らしを楽しんでた。
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     先日不動産屋さんに見張りをお願いしていました。 
    最初のうちは何もなかったようなのですが、三度目に見張りを頼んだ時にそれらしき人を見たようです。 
    相手のことを聞こうとしたのですが、どうも不動産屋さんの様子が変で、くわしく教えてくれません。 
    気持ち悪いなら他の部屋を紹介しましょうかと言われました。 
    最近は盛り塩はなくなったのですが、 
    またこより状の紙切れが、今度はドアの新聞受けではなく、庭先の郵便受けに入っているのを見つけました。 
    読めないくらい細かい字で色々書きなぐってあり、読める所には「家ト成ス」「おみだりサマ」という文字があり、 
    紙の中には黒く焦げた木のようなものが入っていました。 
    なんだかわけが分かりません。 

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     最初に盛り塩を見たのは1日だった気がします。 
    その後ご近所の塩はなくなっていたのですが、うちにだけ新しい塩が置いてありました。 
    職場から不動産屋さんに電話して塩のことを聞いてみましたが、そういった風習は知らないとのことでした。 
    この家で不幸があったとか?聞いた所、ないない!と笑っていて、ウソではない雰囲気でした。 
    今日は早めに仕事が終わったので夕方には家に着きました。 
    そしてトイレに行こうと玄関を通り過ぎようとしたら、パカンと新聞受けが開く音がしました。 
    その後、指でキコキコと蓋を開けたり閉じたりしてるような音がしました。 

    【おみだりサマ 中編】の続きを読む

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     半月前に仕事の関係で地方の借家(一軒家)に引っ越して来ました。 
    不動産屋さんの話では、周りは賃貸住宅が多く 
    ご近所でそれほど密な付き合いもしていないからと言うので 
    引っ越しの挨拶は両隣に簡単にしただけで今の所ご近所付き合いもありません。 

    【おみだりサマ 前編】の続きを読む

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     歩き巫女がとった方法は「逆さ埋葬」だ。 
    仏説に基づく物で、地獄など悪趣に堕ちた者は現世とは逆の姿をしていると、つまり屍体を物理的に地獄と同じにする事で祟りを封じた。 

    それだけでは済まさず、「黄泉還り」を防ぐ為、街道に地中深く穴を掘り「逆さ埋葬」した上で何重にも石で封をし、埋葬した。 
    そうする事で「黄泉還り」を防ぎ、よく人が往来する事で霊が浮かび上がるのも防ぐようにした。 
    そして鬼となった女の祟りは封じられた… 

    【嫉妬に狂い生きながらにして鬼となった女性 後編2】の続きを読む

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     そして女は「貴船大明神」にこう願った。 
    「貴方を七日間願い奉る、どうか憎々しい女を呪い、取り殺す方法を教えて貰いたい」 

    その願いが通じ、「貴船大明神」は女にある呪術を教えた。 
    その呪術とは周知であり世間一般で最も有名な呪術だと思われる…そう「丑の刻参り」だ… 
    だが世間で知られる物とは違く、恐らくこれが元祖の物と思われる。 

    白い衣装を纏い、髪を五つに分けて角のようにし、顔には朱、身には丹を塗り、鉄輪を逆さに被り、鉄輪の足に松を塗り火を付け、更に松明を口にくわえ両端に火を付ける。 
    その状態で河瀬に二十一日間浸かるという壮絶な物だ。 

    【嫉妬に狂い生きながらにして鬼となった女性 後編1】の続きを読む

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     急に拝み屋は動きを止めたかと思うと、真っ青になりトイレへ駆け出して行った。 
    高村は唖然としてその光景を見つめていたが、数分して拝み屋から今回の事の真相を告げられた… 

    「失礼しました、高村さん…今から告げる事は貴方にとって酷な事です、聞く聞かないは貴方が決める事です、どういたしますか?」 

    高村の決意は固く高村は拝み屋にこう告げた「どんな結果でもいいです、俺は本当の事が知りたいんです」 

    その決意をしっかりと汲んだかのように、拝み屋は暗く重たい口調で話し出した。 

    【嫉妬に狂い生きながらにして鬼となった女性 中編2】の続きを読む

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     由美さんを起こして話そうかとも思ったが、見てもいない由美さんを怖がらせる必要は無いと思い、その日は毛布に包まって必死で忘れようと眠る事に努めた。 
    高村はいつの間にか寝ていたのかアラームの音で目を覚ました。 
    由美さんはまだ寝ていた、いつもなら自分より早く起きて出勤の為の用意をしてくれているのだが珍しくまだ眠っているようだ。 

    「疲れが溜まっているのかな?」と考え、起こさずに身支度を整え高村は静かに家を出た。 
     

    【嫉妬に狂い生きながらにして鬼となった女性 中編1】の続きを読む

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     そんな億劫な毎日の中で高村は一つの考えに辿りついた。 
    「俺も人間の狂気に触れてみたい」 
    今思えば何処か壊れてたんだろうなと高村は語っていた。 

    高村が考えて導き出した答えは、狂気を生み出す原因の一つ「嫉妬心」を利用する、つまりは浮気をする事だ。 
    恵まれたルックスを活かし、何人もの女性と股をかけ、しかもわざとバレるような振る舞いをしていたようだ。 

    だが全く上手くいかなかった、皆が一様に浮気がバレる前に離れていくか、バレたらバレたであっさり終わりの繰り返しだった。 

    それでも高村は諦めずに繰り返し女性との関係ばかりを求めた。

    【嫉妬に狂い生きながらにして鬼となった女性 前編2】の続きを読む

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