怖い話

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    小学生のとき、土曜日の放課後に友達の家で遊んだその帰り道
    冬の寒さがきつくなってきた時期、たしか16時くらいだった。少し物騒な町で、
    そいつの家から自宅までは結構な距離があったから、いつもは車で送ってもらってたんだけど、
    その時は何故かひとりで帰ることになった。多分見栄を張ったんだと思う。 

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    年の暮れのとても冷え込んでいた日だったことを覚えている。 
    俺は交差点で信号待ちをしていた。 
    駅前ということもあり普段から交通量は多いのだがそれに加えて12月ということで
    交通量はかなり多かった。 

    俺は寒さに震えながら一刻も早く家に帰りたいと赤信号を睨みつけていた。 

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    17年前の1月頭、震災の1週間くらい前。俺が小学生の時。 
    お年玉でカメラを買ってもらったばかりの友達と、そのお姉さんとの3人で、カメラの練習に少し山奥の自然公園に行くことになった。 
    山奥と言っても直線距離で家から10kmほどなんだけど、運転歴半年くらいのお姉さんに細い山道と濡れた路面は結構キツかったと思う。 
    だから道の途中で小さい滝を見つけた時もお姉さんは車に残って、俺と友達の二人だけで
    写真を取りに行った。 

    メタルギアソリッド3ってゲームをやったことがある人は滝のMAPを覚えてるかな。 
    あんなに開けた場所じゃないし曇り空で凄く暗かったけど、滝つぼ周りにロープとか何も無くて地形的にはあんな感じ。 
    幅は狭いけど高さはそれなりにあって、子供なりに結構感動した覚えがある。 
    滝つぼから流れ出す川の傍に小さい御堂があって、濡れて余計にボロボロに見えて少し不気味だった。 

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    2年前の事なんだけど、私が行ってた高校で怖い目に遭った。後から友達や先輩に聞いたところによると、元々そういう噂が多い学校だったらしい。 

    高校は、第一、第二、第三校舎があって、それぞれが内部通路と外通路でつながっている。校舎はすべて4階建てだけど、通路があるのは3階と2階だけで若干めんどくさい。 
    昼間はどの校舎も昇降口から出入りできるが、6時を過ぎると生徒の下駄箱がある第一第二校舎しか開いていない。 
    ちなみに3階の外通路は6時半以降は鍵がかけられてしまう。 
    第三校舎は学級はなくて、特別教室と保健室があるだけだ。そのせいか他の校舎より少し古いままで、特にトイレが薄気味悪かった。 

    私が怖い目に遭ったのは、その第三校舎でのこと。 
    うちの学校は部活をやっていても問答無用で7時になると職員室以外オール消灯される。6時以降の部活には顧問の先生が付くことが必須なので、生徒だけで7時まで残ってしまうことはまずない。 
    生徒だけの場合は第一、第二校舎の自分のクラスにいることがほとんど。そもそも放課後は部活以外第三校舎にいる必要がない。 

    これを踏まえて人的なものか霊的なものか考えて欲しい。

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    今から10年程前、俺が通ってた中学校はA県m市m中学校だった。 
    恐山のある街を検索すればわかると思う。 

    校舎は3階建てで職員室側と教室側に分かれてた。 
    職員室側は1階が給食室、2階が職員室、3階が音楽室と視聴覚室だった。 

    この話はその音楽室に関わる話。

    後から聞いた話だと、音楽室に関係のあった女の子が自殺してたって聞いたけど本当かどうかは知らん。 
    ただ、音楽室を通り抜けた先に階段があって、屋上に抜けるための階段が封鎖されてたのは覚えてる。 
    弟のときにも、その中学で自殺があったからわりと本当のことかもしれない。 

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    大学の同級生だったKとは、卒業後も付き合いがありよく遊んでいました 
    上京してきた彼は、卒業後は一般企業に就職し、3年で退職して家業を継ぐことになり実家に帰りました 
    彼が実家に帰った数年後、その実家に遊びに行き、
    家の所有する山の山小屋でキャンプすることになりました 
    その山は、町から車で60分ぐらいの場所にあり、周囲には民家一つない本当の山奥の山小屋でした 

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    「……あれで良かったのか?」 

    「え?」 

    観光でも、と言った俺の申し出を蹴って先輩が言う。 
    救われない少女を救出した気分だった俺の心に暗雲が垂れこめる。 

    「悪夢に関しては解決だろうな。けど、これからどうなるかはわからない」 

    「なんでです?俺達はちゃんと……」 

    「何故、あの人だけ悪夢を見ていたと思う?」 

    Oさんだけ夢を見ていた理由……? 

    「ええと……別の家の人間だから、でしょうか」 

    「正解。それがわかってるならあと一歩だ」 

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    「……さぁな」 

    「あれ、ここの子でしょうか。こっち見てるの」 

    女の子だろうか?窓からこちらを見ている。 
    ちょうど屋根裏で遊んでいたんだろうか? 

    「いいからほら、行くぞ。もう大体見当はついた」 

    「はい。ええと……チャイムは無いよな、やっぱり。すみませーん!ごめんくださーい!」 

    それなりに大きな声で呼んでみる。 
    しばらく待つと玄関の引き戸が開いた。 

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    俺は高校を出て、二年大学に通い、色んな事情で中退し、知り合いの占い師の所に本式にお世話になり始め。  
    日常ってこういうのだっけ、とか、何年かぶりにそう思っていた頃。 
    あの男が帰って来た。 
    俺の心配もどこ吹く風、へらへら笑いながら家を訪ねてきたその人は、またしばらくこっちで暮らすから、とそう言った。 

    「ああ、もうなんて言えばいいのか。いろいろありすぎて言葉になりませんよ」 

    「そうかそうか。寂しい思いさせて悪かったな」 

    「いや、まぁいいですよ。とりあえず、お帰りなさいでいいんですかね?先輩」 

    「おう、ただいま」 

    至極あっさりとした再会だった。 
    失踪が死亡になったんじゃなく、失踪がただの旅行だった事がわかったのだから当然といえば当然だが。 
    こうして再び、俺と先輩はつるむようになったのだった。 

    で、それから数日後のお話。

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