怖い話

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    323 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/07/23 18:14:00
    母の話。 
    母は小さい時「蔵ばばあ」というのを怖がっていた、これは母自身もよく覚えてるし母の兄達もよく知っている。 
    大人になってからは恐怖感は忘れて、母の兄も親戚が集まった時の話に「お前、蔵ばばあが怖いって言ってたな~」なんて母に言ったりしていた。 
    まあ、母の実家は古い農家だから昔の蔵を改造して倉庫に使ったりして、古臭くて不気味だったから幼かった頃の母は怖がっていたんだろうぐらいにみんな思っていた。 

    ところが、最近になって母が蔵ばばあの正体を思い出したという。 

    きっかけは、母の母…つまり、私の祖母が脳血管の病気の後遺症で痴呆の症状をあらわした事だ。 
    アルツハイマー型の痴呆症とは症状が違うのだけど、世話をしないといけないという点では同じだったので母も介護の手伝いにちょくちょく顔を出していたらしい。 
    祖母は自分の産み育てた子供達の顔もわからなくなっており、特に女性が祖父に近寄るといい顔をしなかった。 
    無論、母も例外ではない。 
    祖父に近づいた母に対する、祖母の睨みつけるような顔を見ていて母は蔵ばばあの正体を思い出した。 


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    290 : 山野一の漫画より[sage] : 投稿日:2003/07/22 05:36:00
    東京の下町に、無学ゆえに辛酸を嘗め尽くしたオッサンがいてな。 
    がんばって独立して印刷所を建てたけど、印刷機を買った借金であえぐ生活。 
    せめて子供は・・・と、熱心に勉強をがんばらせてたの。 
    その甲斐あって、息子は東大~一ツ橋クラスにも合格確実と言われる秀才に成長。 

    ところが、息子の大学受験を前にして、母親が庭の焼却炉の爆発で瀕死の重傷。 
    スプレー缶の処理を怠ったゆえの事故なので、保険も降りない。 
    借金と入院費用を払うため、オヤジさんは寝る間も惜しんで働くようになる。 

    息子が見かねて、勉強をやめて働こうとするわけ。 
    オヤジさんは怒った。 
    「お前はそんなことしなくていい!父ちゃんにまかせてろ、お前をキッチリ大学に行かせてやる。 
    お前の親孝行は勉強をやめて手伝うことなんかじゃない。 
    いい大学に行って身を立てるんだ、それがお前の親孝行だ」 


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    336 名前:水先案名無い人 投稿日:03/07/03 11:30 ID:EDdUc0YW 
    うちの近所に古い家がありまして、老夫婦が住んでいました。 
    お婆さんは去年までご存命でしたが、 
    お爺さんは15年ほど前、僕が小学校を卒業する前に亡くなりました。 
    偏屈のカミナリ親父として有名な人で、 
    すぐ目の前の空き地で野球やサッカーをしてボールが敷地に入ってしまったときなんて、 
    ほんとに漫画のように「コラー!」って良く思い切り怒号が飛んできたりしました。 

    僕が4年生くらいのことだったと思います。賞を貰ったとかでお爺さんがとても大切にしていた盆栽を 
    サッカーボールで木っ端微塵にしてしまったことがあります。お爺さんはあまりのショックで 
    怒鳴るどころか寝込んでしまい、さすがの両親も驚いて菓子折りを持って謝りに行きました。 
    僕も一緒に謝りに行かさせられたんですが、そのときのお爺さんは 
    いつものカミナリ親父とはまるで別人のように生気が抜けてしょんぼりしてしまっていて、 
    僕も子供ながらに罪悪感でいっぱいになってしまいました。 
    お爺さんはそれからしばらく寝たきりになりました。 


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    15 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/06/29 10:24:00
    後味の悪い「話」には厳密にはあたらないのだがPSソフト影牢。 
    館の中に様々な罠を仕掛けてやってきた敵を殺すというゲーム。 

    このゲームでは敵をなるべく長く苦しめ、残酷にフィニッシュを決める 
    ほど点が上昇してゆく.。 

    罠は数十種類あり、効果範囲や起動に必要な時間が決まっている。 
    また敵の強さに合わせて組み合わせを考えないと効果的に敵を罠にはめ、 
    高得点をもぎ取ることができない。 

    どんどんはまってゆくと、「あそこで感電させてから爆弾で弾き飛ばして 
    回転鋸に押し付ければまだ点が伸びるんじゃないか?」とか普段でも 
    考えるようになる。 

    プレイヤーはこのようにしてなるべく残酷な殺し方のコンボを考え 
    るよう仕向けられる。 


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    42 : りさ[sage] : 投稿日:2003/08/10 05:36:00
    私はコンビニで深夜にバイトしてるんですけど、店員として怖かった体験を一つ。 
    来店していきなり、「ハサミかして!」っていってきたおばはん。 
    何をするのかと思いきやそのままトイレへダッシュ! 
    「あの・・なぜにハサミが必要なの?・・まともな人じゃないのかな・・」 
    と思ってたら、その人ぜんっぜんトイレから出てこない。まさか自殺? 
    と心配になったのでちょっと入り口から見てみたらいましたよ、鏡の前に。 
    ハサミをなにやら必死に動かしてる・・・?はぁ!? 
    なんとそのおばはんはトイレの手洗い所の鏡の前でジョッキンジョッキン 
    自分の髪を切ってる!夢中で切ってるからこっちの事なんてぜんぜん気づかない。 
    私もトイレ行きたかったのに・・怖くなったので一応一緒に働いてる人に報告して、 
    しばらく普通に仕事をやってたら「どうも・・」ってレジの前にハサミを置いてス-っと出ていった。 
    やっぱり髪型は変わってました。奇妙なことに、トイレに毛は落ちていませんでした。 
    ええ、そりゃもう洗いましたとも。なんか油っぽい毛が付着してて臭かったし。 
    今回は用紙を切るためのハサミだったから良かったようなものの、これが調理用 
    用だったりしたら・・・おえっ・・九州のとあるコンビニです。読んでくれた方、 
    つまらなかったらごめんなさい。 

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    19 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/07/14 14:48:00
    俺んちはよくスキーに行ってたんだが 
    いつも朝4時に出発してた だから車の中で寝るのがウチの習慣だったんだ 
    11時くらいに車の中に入って眠ろうとしたんだけど下がゴツゴツしていて寝れない 
    何となくちょっと体を起こしてみるとボンネットに赤ん坊がいてこっちを見ていた 
    一瞬に目を反らし震えていると素晴らしいタイミングでお父さんが着て助かった 
    まぁ信じてもらえなかったけど 隣りの家が子供3人いるんだけど そこの水子じゃないかと睨んでいる 
    あー文章にすると全然怖くねーな 


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    818 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/08/01 20:18:00
    「人間国宝」 
    あるところに、新人ヤクザの謙吾という男がいた。そいつは、ヤクザの貫禄を出すために刺青を 
    いれたいと常々思っていた。しかし、金が全然無い。しかし、刺青をいれたい! 悩んだ謙吾は 
    「どんなにしょぼい刺青でもイイから、だめでもいい。タダでいれてもらおう」と考えた。 
    とにかく、刺青入れてもらおうと、店に行った。 もちろん、断られた。しかし、どうしても 
    入れて欲しい謙吾は、店の店員と交渉を続けた。その時、店の奥からしょぼくれた爺さんが現れた 
    実はその爺さん、幻の彫物師として有名な源五郎という男だった。源五郎は、謙吾の背中を見るや否や 
    「この背中、私の芸術家魂を掻き立てる!タダでいい、是非彫らせてくれ!」といいだした。 
    なにはともあれ、謙吾は有名な彫物師にタダで刺青を入れてもらった。背中いっぱいに。謙吾は喜んだ 
     後日、源五郎が死んだ。すると芸術界が、「謙吾の背中の刺青は源五郎氏の遺作であり最高傑作だ! 
    この刺青は後世まで永遠に遺しておくべきだ!」と騒ぎだした。 
     後日、謙吾の背中の刺青の素晴らしさが、国際的に認められ、謙吾自身が人間国宝として認められた 
    すると、直後から謙吾の周りにSPがうろつき始めた。刺青を守るためである。 
    謙吾はSPに段々と苛立ちを感じ始めた。(続く 


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    791 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/07/31 15:44:00
    4-5年前借家の友人宅の天井にネズミが走るとのこと。1-2年すんでいてずっと気になって 
    いたうるさいのでなんとかしろ。とペーパー獣医である私に声がかかった。 

    自分でしろよと思ったが「虫・ネズミが怖い」とのこと。まぁ日ごろ世話になってるから 
    いいかと粘着シート型のネズミ捕りとバルサンなどを購入し彼の家の天井に入った。 
    すっげーほこりっぽかった。ムカデの抜け殻?とかあり、また巨大グモも見かけた。 
    ついでにバルサンでくんじょうでもしとくかと思ったところ、奥のほうに変なものを発見。 
    白い杯ととっくり。難解なぐねぐねした漢字が書かれたお札のようなものがあった。 
    んで、それを中心に東・西・南・北とひし形の紙に書かれて横柱に貼り付けたあった。 
    あと気になったのは、血?のようなもので同じ文章がいっぱいかかれた紙もあった。 
    「ああ、昔宗教やってた人がすんでたのかな?やっべーなぁ」と思った。あと、髪の毛 
    の束、木のお札のようなものもあった。そうそう、さび気味の小刀みたいなのが 
    真中心にあったのを覚えている。 

    ふと、杯セット(wの下の木の板をどけてみた。すると新聞が敷かれてあったのだが、 
    日付が・・・1ヶ月半ほど前・・・(続く 


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    752 : ◆sAOE2TjSXU [sage] : 投稿日:2003/07/29 22:42:00
    ドーモ。オカルト板、初めて書き込みます。 
    「牛の首」というタイトルの話があると聞き、 
    昔、奈良のひいじいちゃんから聞いた話を思い出しました。 
    この話にタイトルはありませんが、もしかしたら関係があるのでしょうか? 
    誰も「牛の首」の話を教えてくれないので、どんな話か知りませんが、 
    もしかして同じ話だったらゴメンナサイ。 

    ------------------------------- 

    戦前のある村での話だそうです。 
    その村には森と川を挟んだところに隣村がありました。 
    (仮に「ある村」をA村、「隣村」をB村としておきます。) 
    B村はいわゆる部落差別を受けていた村で、A村の人間はB村を異常に忌み嫌っていました。 

    ある朝、A村で事件が起きました。 
    村の牛が1頭、死体で発見されたのですが、 
    その牛の死体がなんとも奇妙なもので、頭が切断され消えていたのです。 
    その切り口はズタズタで、しかし獣に食いちぎられたという感じでもなく、 
    切れ味の悪い刃物で何度も何度も切りつけ、引きちぎられたといった感じでした。 
    気味が悪いということでその牛の死体はすぐに焼かれました。 


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    265 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/06/11 21:15:00
    もう30年近い昔の話になるが、九州のある地方都市で起こった事件である。 
    5歳と3歳の幼い兄弟(兄妹という説もあり)が、庭先から隣家の座敷にこっそり上がり込み、 
    そこに寝かしつけてあったその家の赤ん坊を発見した。 
    赤ん坊の母親は近所に買い物に出て留守であった。 

    初めは赤ん坊をあやして遊んでいたのだが、そのうち子供っぽい好奇心から、 
    「赤ちゃんを切ってみよう」ということになり、台所から持ち出してきた刃物で、 
    赤ん坊の身体を切り刻むようにして死なせてしまった。 
    幼い兄弟にしてみれば、小動物や昆虫にいたずらをするような感覚だったのだろう。 

    もちろん兄弟が罪に問われることはなかったのだが、 
    当時は少年犯罪に対する報道の規制もいいかげんだったので、 
    事件直後の兄弟の映像が、モザイクもかけずにTVで放映されてしまった。 
    また、さすがに全国紙は自主規制したが、地元紙では実名入りで報道されたりもした。 
    しかし、その後、そうしたマスコミ報道に対する批判が高まったことから、 
    番組のVTRや縮刷版を含めた当時の新聞、出版物など、一切の資料は処分され、 
    事件自体がなかったことにされた。 

    現在ではこの事件について、公的な情報を得ることは不可能になっているが、 
    当時の町の住民達の間では、時たま口の端に上ることがあるし、 
    成長した兄弟は今でもどこかでひっそりと暮らしているという。 

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