怖い話

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    282 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 03/08/29 12:12
    俺の曾爺ちゃんは昔「件(くだん)」を見たらしい。 
    件というのは頭が人、体が牛の妖怪で、大惨事が起こる前にどこからともなく現れ、 
    その大惨事のことを予言する。 
    いつものように畑仕事をしていた曾爺ちゃんの前に現れ、 
    「鉄砲水で大勢の死人が出る」 
    というようなことを言ったそうだ。曾爺ちゃんは大慌てで村の人達に知らせたのだが、 
    信じない人が大勢居たらしい。仕方なく家族と信じた人達だけで避難した。 
    その日の夜に雨が降り出し、一時間もしない内に激しい豪雨になった。 
    川は氾濫し、100人近い死傷者がでたらしい。 
    曾爺ちゃんはこの話をすると、かならず最後に 
    「引っ張ってでも連れてくれば良かった。わしのせいで死んだようなもんじゃ」と悲しそう 
    に言う。 


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    228 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 03/08/18 14:38
    「心霊社員」 

    長引く不況の中、ある会社でリストラが行われ、50人居た社員のうち8人が解雇された。 
    しかし、経営状況は改善せず、次のリストラを行うことになった。 
    社長が人事部長に社員名簿を持って来させると、何故かそのリストには50名の社員が載っていた。 
    会社に在籍しているのは、確か42人の筈・・・。 
    社長はもう一度、リストの社員数を数えた。 
    やはり50人・・・減っていない。 
    怒った社長は人事部長に、リストラしたのに社員数が減っていないと叱責した。 
    すると、人事部長は怪訝な顔をし、「先月、社長の御指示でリストラしましたから、社員は80名ですよ。」と答えた。 
    社長は更に怒って社員リストを人事部長に大声で数えさせた。 
    リストには50人の名前があった。 
    しかし、人事部長は社員は42人だと言い張った。 

    ますます怒った社長は、全社員を大会議室に集めさせ、その数を数えた。 
    ・・・41、42、43、・・・、50。 
    やはりそこに居たのは50人だった。 

    社長は人事部長を振り返り、「50人居るじゃないか!」と怒鳴りつけた。 
    しかし、そこに人事部長の姿は無かった。 
    社長は怪訝に思い、集まった社員達に「先月リストラしたのに、何故50人も居るんだ」と尋ねた。 
    すると、集まった社員達は怪訝な顔をするばかり・・・。 
    社長は再度人数を数えた。 
    39、40、41、42。 
    そこには42人しか居なかった。 

    驚いた社長は、リストをもう一度見た。 

    そこには社員達の名前が並んでおり、名前の横には「参列の有無」と書かれていた。 

    それはリストラを苦にして自殺した人事部長の通夜の回覧だったのだ。

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    176 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:04/09/26 18:57:21 ID:07x0NmC2 [4/6回]
    1/3 
    それでは、父の「見える」ことを知るきっかけになったできごとを。 
    うちは昔から工場をやっていて、父も職人になりました。 
    父が結婚して間もない頃、雇っていた若い職人の一人が高価な道具とお金を持ち逃げしました。 
    その職人の奥さんは祖父の知り合いの娘さんで、仲人もした手前、公にはしませんでした。 
    一緒に逃げていた奥さんは2年ほどして再び現れて(当の職人は借金で再び失踪)、詫びるとともにお金を返したので 
    その後は奥さんや息子さん、奥さんの実家(うちと同じ県内)とは付き合いを続けていました。 
    息子さんが無事就職、結婚して遠方へ行ってからは、年に1回も会えなくなりましたが 
    母と仲がよかったので手紙のやり取りや梅やらっきょうを送ったりしていました。


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    171 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 03/07/29 18:02
    田舎の温泉に行ったとき、脱衣所で聞いた地元の婆ちゃん達の会話。 
    その婆ちゃんは孫の世話をしているらしく、 
    あるゴミ出し日の前の晩、 
    朝は孫にミルクあげたりしなきゃいけないから、 
    夜も遅い12時頃ゴミを出しに行き、 
    そのついでにゴミ集積所の横にある墓地にお参りに行ったそうだ。(!) 
    すると女の人の泣き声が聞こえてくる。 
    婆ちゃんは、姑さんにでもいじめられてるお嫁さんが 
    こんな時間にこんな所に来てひそかに泣いてるのかなー 
    と最初思ったんだけど、そのうちゾーッと鳥肌が立ってきたんだって。 
    で、状況を理解した婆ちゃんはお墓に向かって 
    「おじいちゃんおばあちゃん守ってー」 
    と祈って帰ったんだそうな。 

    その話を帰ってからお爺さんにしたら、 
    「墓地はどんな墓地でも夕方5時以降は入っちゃいかん」 
    とたしなめられたとか…。 

    脱衣所で話を聞いていた婆ちゃんも違和感無くその話を受け入れてたし、 
    かの地ではそういった事は常識なのかな。。 



    172 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 03/07/29 18:23
    何かの動物の鳴き声がそう聞こえたんだろうけど・・・ 
    でも墓地とかはやっぱ夜中に行くもんじゃないよね。

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    135 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 03/07/25 06:09
    母方の祖母の母、つまりわたしの曾祖母は霊感のある人だったそうです。 
    わたしが幼稚園のころに亡くなったんだけれど、そのころには盲目だったのに 
    曾孫たちはそのことに気づかないほど、なんでもできる人でした。 
    毛糸のパンツやももひきを編んで目明きの曾孫たちが前後ろ間違えない様に印をつけてくれたり 
    忙しいときに預けられると、みそのおにぎりをにぎってくれたり・・・。 


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    870 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/11/25 16:21:00
    昔山で遭難しかけた事がある 

    叔父と祖父の趣味が狩猟だったので 
    当時厨房だった漏れはよく山について行った 
    その時は福島の某山 

    山に行くって言ってもハイキングじゃないんで 
    当然道らしい道なんて無い 
    そんな地元山師しか通らないような道を歩いているうちに 
    漏れはどっかでチャリ鍵を落としてしまったらしい事に気付いた 

    祖父はかなり迷信深い人で 
    日頃から山での注意事項を散々聞かされていたんだが 
    その中に「山で無くし物をした時は探しちゃいけない」 
    というのがあったんだけど 
    厨房としてはチャリ鍵がないと非常に困るわけで… 
    幸いまだ早朝で日も高かったので 
    漏れは「自動車に忘れもんをした」と嘘を吐き 
    かわいがっていた猟犬を一頭連れて来た道を戻り始めた 

    まぁ正直獣道に等しい山道でチャリ鍵を探すなんて正気じゃない 
    小一時間程山を降りたが当然鍵はなかった 

    猟犬を頼りに山道を祖父たちの元へと戻って行くと 
    妙な事に漏れは気がついた 
    山は昼夜問わず音に満ちてるもんだ 
    鳥の声や得体の知れない虫の鳴き声 
    それらが一切聞こえない 

    ナ ン カ ヤ バ イ 

    見ると猟犬は尻尾を股に挟み酷く怯えていた 


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    32 名前: あなたの後ろに名無しさんが・・・ 投稿日: 03/06/07 09:12 
    オレの爺さんはもう死んじまったんだけど昔、猟師やってたんだ。 
    よく山のおっかねー話も聞かされた。 
    あるとき、爺さんが山で真っ白いウリ坊見たんだと。 
    こりゃ珍しいと思って鉄砲でドカンとやったってんだけど 
    死なねんだと。はずしたかなぁと思って2発、3発と撃ってんだけど当たった様子がない。 
    あれ、おかしいなぁなんて思ってたら四方八方から猪がわんさか出てきて爺さんぶッ飛ばされた。 
    牙で足けずられたけど鉄砲でなんとか追っ払ったんだと。 

    おでは足の傷何回も見せられたけどスゲーな猪は。 
    爺さんいわくありゃ山の主の子供だなってことらしんだな。 
    白い動物は怖ぇーな。 


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    804 : びび[] : 投稿日:2003/11/23 13:14:00
    神戸の六甲山は夜景がきれいだが、 
    自殺の名所でもある。若かりしころ、夜景を見に行って 
    ふと後ろをみると、そこに靴と、首吊りの縄が木に 
    ぶらさがってたのはまじでおそろしかった。 
    カンコーヒーのいれものにそこらへんでつんできたような 
    お花がポツンとおいてあったのにもおどろいた。 
    こんなところでクビ吊らないでくれ・・・・ 


    【目の前の木にサンドバックが吊るしてあった・・・】の続きを読む

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    663 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/11/18 22:41:00
    測量士から聞いた話。 
    その測量士は声が大きいことで有名だった。 
    そんな彼が雪山で測量をしていた時の話。 
    ポールを持って立っていると、背後の樹上でガサガサと音がする。 
    見上げても何も見えない。が、彼が移動するとまた背後の木から音がする。 
    そんなことを繰り返しながらも測量は進んだ。 
    長めの距離を測りはじめた時、死角に入った彼に対して相方が呼びかけた。 
    とっさに自慢の大声で返事をする。 
    「おぉ――――いッ!」 
    ドサッ  
    背後で何かが落ちる音がした。 
    慌てて振り返ったが何もいない。 
    ただ、雪面に人型の跡だけが残されていた。 



    664 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/11/18 22:42:00
    同じく測量士から聞いた話。 
    池のほとりで人を待っている時、何気なく見た水面に強い違和感を覚えた。 
    風はあるにもかかわらず、気味が悪いほどに凪いでいる。 
    測量士は岸辺に近寄り、両手で水を掬い上げた。 
    ぷるんとした手触り。掌の上で煮こごりのような水がふるふると震えている。 
    その時、待ち人の乗った車が現れてクラクションを鳴らした。 
    とたんに水は形を失って掌から零れ落ち、水面にサーッとさざ波が走った。 

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    557 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/11/16 18:04:00
    そういえば俺白ヘビを殺した事がある。 

    確か小学校1年生の時、友人と二人で近くの浅い川を 
    山に向かってザブザブ上ったんだ。探検だって。 
    ずいぶん上って、日が暮れてきた頃 
    5メートル程離れた対岸に白いヘビが 
    こっちを向いて居る事に気が付いた。 
    友人がすかさず空ビンを投げつけ、見事命中。 
    その時、上から怒声が。 
    「なんて事すんだ!呪われっぞ!」 
    白ヘビは痙攣していたが、やがて動かなくなった。 

    その後の事は覚えていない。 
    俺たちがどうやって家に帰ったのか。 
    13年も前の話なので覚えていないだけなのかもしれない。 
    ただ、その後異変が起こった。 

    二人とも白いヘビに巻きつかれる夢を数日に渡って見た。 
    虫を育てるのが大好きだった友人の家では、 
    昆虫が全て死に、友人は見るからに髪が薄くなった。 
    さすがにおかしいと思った友人の親が訳を聞き、 
    お祓いをしてもらって落ち着いた。 

    その友人とは今でも付き合いがあるが、気にかかる事がある。 
    顔がヘビにそっくりなのだ。 

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