Aが、山の麓についた時、山の奥から不穏な空気が漂ってきた。 2021年09月13日 カテゴリ:不可解な話 Aは秋の小さな連休に実家帰ったそこは何も無い田舎で、遊び盛りのAは暇を持て余していた。 【Aが、山の麓についた時、山の奥から不穏な空気が漂ってきた。】の続きを読む
音が消えている 2021年09月11日 カテゴリ:不可解な話 私は家業が八百屋ということもあり、春先によく山菜採りに連行されていた(山菜は元手タダなんでウマーw)山の入口に小さな祠があり、いつもはスルーして行くのだが、その日はなんとなく手を合わせてから入山。 【音が消えている】の続きを読む
「パンがあるけえ、ひとつ食べんさいや。」 と言ってアンパンを取り出し、差し出した。 2021年09月10日 カテゴリ:不可解な話 山奥の小学生だった頃の話初夏の暑い日だったと思う。隣の村の親戚に行く山道の途中だった。 【「パンがあるけえ、ひとつ食べんさいや。」 と言ってアンパンを取り出し、差し出した。】の続きを読む
イケメンの犬 2021年09月09日 カテゴリ:不可解な話 父の手違いで血統書をもらい損ねた柴犬。どうもトロい。すぐ近所で迷子になる。遊びに来た猫に餌を食われる。予防接種をした獣医を尻尾を振って見送る。 【イケメンの犬】の続きを読む
真夏日に山歩きをしていた時のこと。 開けた道を進むうちに、崩れかけた廃屋が見えてきた。 2021年09月08日 カテゴリ:不可解な話 真夏日に山歩きをしていた時のこと。開けた道を進むうちに、崩れかけた廃屋が見えてきた。 【真夏日に山歩きをしていた時のこと。 開けた道を進むうちに、崩れかけた廃屋が見えてきた。】の続きを読む
毎月登っていた山には、湧き水があった。 水道からポリタンクに注いだ水を持ってそこまで行き、そこで水を捨て、 湧き水に入れ替えるのが習慣だった。 2021年09月05日 カテゴリ:不可解な話 ある時期、毎月登っていた山には、湧き水があった。水道からポリタンクに注いだ水を持ってそこまで行き、そこで水を捨て、湧き水に入れ替えるのが習慣だった。 【毎月登っていた山には、湧き水があった。 水道からポリタンクに注いだ水を持ってそこまで行き、そこで水を捨て、 湧き水に入れ替えるのが習慣だった。】の続きを読む
休憩所に車を停め、ブラックコーヒーを一本購入。 車に戻りコーヒーを缶スタンドに置こうとして、少し身体が固まった。 2021年08月31日 カテゴリ:不可解な話 冬場に仕事で遠出した時のこと。山中の裏道を走っていたのだが、ふと喉の渇きを覚えた。 【休憩所に車を停め、ブラックコーヒーを一本購入。 車に戻りコーヒーを缶スタンドに置こうとして、少し身体が固まった。】の続きを読む
彼の実家は小さな酒屋を経営している。彼は専ら配達専門だ。 お得意の配達先に、不思議な家があるのだという。 2021年08月27日 カテゴリ:不可解な話 彼の実家は小さな酒屋を経営している。彼は専ら配達専門だ。お得意の配達先に、不思議な家があるのだという。 【彼の実家は小さな酒屋を経営している。彼は専ら配達専門だ。 お得意の配達先に、不思議な家があるのだという。】の続きを読む
『ミチオシエ(道教え)』 2021年08月26日 カテゴリ:不可解な話 春の終わりに実家の墓参りに行ったという。墓は小さな山の上にあり、結構歩かなくてはならないそうだ。よく晴れた空の下、山道には虹色の光沢が乱舞していた。 【『ミチオシエ(道教え)』】の続きを読む
ある初秋、林道ソロキャンプが好きなおれは県境の林道に出かけた。 2021年08月25日 カテゴリ:不可解な話 ある初秋、林道ソロキャンプが好きなおれは県境の林道に出かけた。クルマが普通のFFなのでそう奥へは入らず、資材置き場だったような場所にテントを張った。砂利道を挟んで葛折りの伐採跡がある。 【ある初秋、林道ソロキャンプが好きなおれは県境の林道に出かけた。】の続きを読む