不可解な話

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    カラオケ店で働き始めて早二ヶ月。確か昼~夕方の一人勤務の日だった。 
    フロントに並べられた伝票を見て「今日も混んでるな、一人で大丈夫かな」などと思いつつ、 
    特に問題は無く黙々と仕事を進めていった。

    昼のフリータイムが終わりに近づく夕方ごろ。 
    急にお客さんが一斉に帰ったので部屋掃除をしようと空き部屋を巡回した。 
    1,2,5,6,11…うろ覚えだがこのような番号順に部屋の掃除をしていった。 
    最後の11番の部屋を少し片付けたところで、俺は一旦フロントに戻り伝票に書かれている退出時間等を確認した。 
    「…ん?」

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    おそらく二、三十年前、叔父が様々な地方を巡って仕事をしていたころ、 
    ある地方都市で一週間、ビジネスホテルで生活しながら働くことになった。 
    叔父はそのホテルの近くに、変わった古着屋が建っているのを見つけた。 

    そこは一階が古着屋、中の階段を上がった二階がレコード屋になっている店で、 
    二階に中年のおじさん、一階に若い店員がいたという。 
    店の雰囲気から、中年のおじさんの方が二つの店の店主らしい。 
    どちらも古びた洋風の内装とやや暗い照明で、扱っている品とはギャップのある、 
    レトロというよりアンティーク調の不思議な雰囲気を出していたという。 

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    俺と両親で3人家族、真上の部屋には若夫婦、下の部屋には独居の婆さんが住んでいた 
    ある頃足音が聞こえるのに気づいた 

    小さな子ども特有の「でっでっでっでっでっ」って感じの足音 

    小さい子って大人と違ってベタッと地面を踏みしめる感じで歩くよね 
    もしかして上の夫婦に子供生まれたのかなとあんまり気にせずにいた 
    夜中に聞こえても、まぁヘッドホンで音楽でも聞けばいいやって 
    赤ん坊なら仕方ないしね 

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    よく行ってた美味い蕎麦屋があって、そこで笊蕎麦を頼んだ。 
    いつも通り食べ始めてちょっとしたら蕎麦の中に長い髪の毛を発見。
    初めて行った所だったらその時点でもう食べるのを止めてただろうけど
    よく行く蕎麦屋だったし何より美味いってなもんで、
    たまにはこんな事も有るだろうと髪の毛を摘まんで除去、また食べ始めたんだ。 

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    死ぬ程洒落にならないと言うなら実際に誰か死んでいないと困りますよね 
    それなら実際に人が死んだ話でもしましょうか
    昔あるネット掲示板がとても栄えていた頃 
    今でもやっている人間はいるのかもしれないですが 
    「リアルヲチ」などというものがあったのですよ 

    知らない人の為に説明すると 
    個人情報の流出した特定人物に付きまとって生活を探ろうという悪趣味な遊びです 
    こういう個人情報の流出の時は大抵悪し様に罵られていますので 
    いつもは部屋に引き篭もっている社会不適合者が勇者になりに行くという寸法です

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    大学一年のころ、居酒屋でバイトをしてた僕は、 
    オープニングスタッフで異例の研修ゼロという、 
    極めてブラックなバイトに申し込んでしまった。

    仕事の辛さからか、一人二人と人が減っていった。 
    勿論、自店だけで補えるということもなく、 
    近くのエリアの社員の人たちが続々ヘルプとして入ってきた。

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    実際にマブイを落とした沖縄県民が来ましたよ 

    子供の頃自転車に乗ってて安全確認せず車道横断しようとして見事車と衝突 
    ドアにぶつかったためか、自転車のハンドルが少し曲がったのと腕に鈍痛覚える程度だったので、顔面蒼白な運転手に「大丈夫」と言い残しその場を逃げるように去った。 

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    私の母は心配性で何かあっても母の頭の中で一大事に変換されるので母には伝えないようにしている。 

    一昨年だったと思う、新型インフルエンザで有効なワクチンがわかってなかった頃、新型インフルエンザにかかって一時的にタミフルと言われ従い寝込んでいた時。 

    体温計で熱が42℃出てるのを確認し、 
    「寒いなー」 
    と寝返りをうったら、5分後母から電話がかかってきて 

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    俺の地元では毎朝6時と正午、それと夕方の1日3回、どこからか童謡のメロディが流れて 
    時間を知らせてくれるんだ。愛の鐘って呼ばれてた。 

    どこから聞こえてくるのかずっと不思議だったんだけど、ある時に友達のAが
    「ねぇねぇ、ユウイチくん(俺)、あの鐘って××山の上から流れてるんだって。いまからBと一緒に行ってみない?」そんなことを言い出して、 
    放課後その山に登ってみることになった。 


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