不可解な話

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    245 : とんこつ[] 投稿日:2009/09/08(火) 05:03:48 ID:ITO0Scx+0 [1/8回(PC)]
    俺の友人に猛者っていうゲーマーがいる。 
    高校時代からの付き合いだから、もう5年近くなるかな。 
    まずは先に何でそいつに【猛者】って呼び名がついたのかってところから話していきたいと思う。 

    高校3年の丁度今頃、俺たちはあるオンラインのゲームにハマってたんだ。 
    夜な夜な二人でゲームとスカイプを同時に起動させて、 
    お互いに話しながら夜から明け方にかけてを一緒に過ごしてた。 

    その日もいつも通り深夜0時くらいから始めて、2時を回った頃。 
    いつもだったら一番猛者のテンションが上がってる時間なんだけど、 
    その日だけ違った。 

    「やっべー」 
    「なした?」 
    「眠い」 
    「マジで?早くね?」 
    「ほんっとだよ…俺昨日起きたの夕方なのに」 

    いきなり猛者が睡魔に襲われたらしくて、口数が格段に減ったんだ。 
    俺が話しかけても「あ~」とか「ん~」とかしか言わなくて、 
    すぐにそれすら反応しなくなった。 

    「おい、寝オチかよ」 

    スカイプ画面のビデオ映像に目をやると、 
    やっぱり猛者は頬杖を付いたまんま寝てたんだ。 
    目とか口とか半開きな猛者の寝顔がおっかしくって、 
    俺は笑いを堪えながらそのまま寝顔を眺めてたんだ。 
    たまにイビキまで聞こえてきて一瞬噴出しそうになった俺は、 
    急いで自分のマイクをミュートにした。 
    俺の笑い声で目を覚まさないように。

     
    【俺の友人に猛者っていうゲーマーがいる】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    677 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 13:54:14 ID:bWDX3saT0 [2/4回(PC)]
    話したがりなので、これからもいくつか投稿していこうと思うんだけど 
    でしゃばり・・・だろうか・・・・。 
    東京での話ではないけど、関西出戻りしてからの話。 

    冬の夜だった。自分でも意味不明に精神的に不安定と言うか、強烈に寂しさを 
    感じてた。泣きそうなくらいに寂しくて仕方が無くってどうしようもない。 
    時間は午前を回っていたと思う。見えないものを感知する感覚が日に日に増してたから、今日は寝るとヤバイとかはたまにあったけど、寂しい悲しいとかは 
    初めてで、どうしようもなかったが、時間も時間なので布団に入った。 

    布団の中でも感情は治まらない。不意に以前読んだ同人小説の一文を思い出した。 
    「寂しい時は、鬼でも傍にいて欲しい」というような内容の言葉だったと思う。 
    その時に、確かに!!! 
    と深く納得した。こんな気持ちの時は、相手が悪魔だろうが鬼だろうが、傍に居てくれるなら(害の無い前提で)何でもおっけーだ! 
    自分勝手な気持ちだが、本気でそう思ってしまった。危険だから、そう言う考えはいけないと一々否定はしていたが・・・・。 

    やがてうとうとし始める。でも寂しさに泣きつつ・・・。 

    ふわりと、自分の周囲の空気がやわらかくなった気がして目を開けた。 
    寝てる私の前に、いや上に?見知らぬ兄ちゃんが笑っている。しかも美形だ。 
    黒を基調とした衣服で、シルバーアクセをジャラジャラつけてる。 

    「な・・・なんでいるの?」 
    驚いて、思わず聞いてしまった。 

    続く。


    【「な・・・なんでいるの?」】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    665 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/02/27(土) 22:34:15 ID:56zgNXgd0 [3/5回(PC)]
    中途半端に感覚が鋭くなってた数年前、関西から東京に移住してた時、妹と 
    一緒に上京したんだが、妹のバイト先の話しを聞いてた時、急にすんごい 
    強烈なものが視えた。 
    女性なんだけど、上半身が緑の鱗にびっしり埋め尽くされた蛇の様な姿で、 
    顔は完全蛇なんだよ。しかも歌舞伎の隈取の様なメイク?がされている。 
    さらさらふわふわの生地の衣装を身に纏っている感じで。びっくりした。 
    東京に引っ越して、もうあらゆる心霊現象に見舞われ続けていたために、 
    気のせいで放置するのが怖くて、友達に電話で相談をした。 
    友達は「悪い感じはしない。むしろ助けに来てくれたんじゃない?」と。 
    その就寝時、やはり金縛り。妹も寝ているのに、なぜか部屋の中から 
    コンビニ袋をがさがさ弄り回すような音が耳に入ってくる。しかも、何かが 
    自分の首に巻きつき始めているのを感じた。 

    長くなりそうなので、続く。


    【強烈なものが視えた】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    411 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/12/12(土) 04:13:10 ID:9Lmcbjht0 [1/3回(PC)]
    母が高校に入学が決まってすぐ親の急な転勤で引っ越すことになった。 
    一生懸命勉強して、折角合格した高校だったし、地元の友達との別れは辛かったけど 
    残してはいけないと言われてついて行くことになった。 
    その時、中学の2、3年同じクラスで一緒にクラス委員をしていた男の子が、母 
    が遠くに行く事を凄く残念がって最後まで名残惜しそうだった。2年で席が隣に 
    なり、あまり喋らずクラスにも馴染めていなかった彼に母が声をかけて一緒にクラス 
    委員をやったのだそうだ。 
    それから、クラスにも段々馴染んで沢山話す様になった。彼は楽しそうで、よく笑ったし 
    母もそれが嬉しかった。 
    結局新学期がはじまる前に引越しをした。 
    彼は駅まで見送りに来てくれて、泣きながら見送ってくれた。 
    引っ越した先が通うことになった高校から遠かった為、民家の二階に下宿させて 
    貰うことにした。 
    そこは土地柄冬場は凄く冷えてたくさん雪が降る。夜は冷え込むし車とか危ないから 
    あんまり出歩く人も居ないとこだったらしい。まぁ要は田舎って事。 


    【泥棒か!!?】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    401 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/12/11(金) 13:12:22 ID:kXIQxZOtO [1/6回(携帯)]
    知り合いの霊能者、Kさんから聞いた話です。 
    Kさんがよく相談を受ける女性、Hさんは長男を白血病で 
    亡くしています。 
    旦那さんを事故で亡くし、女手一つで働きながら息子を育てて 
    いたのですが、9歳の時に息子さんが発病。 
    11歳の時、『親孝行出来なくてごめんね』の言葉を残して他界。 
    後を追うのではないかと、周囲の人が不安に思うほど嘆き悲しんでいた 
    Hさんですが、何とか立ち直り必死に働いて生活してきたそうです。


    【『だいじょぶだいじょぶ』】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    330 : 1/2[sage] 投稿日:2009/10/28(水) 10:20:26 ID:7vLPeM040 [1/2回(PC)]
    半年位前のことなんだが。 
    今のアパートは所謂「出る」という噂のあるワケアリ物件。 
    だが私は自他共に認める0感体質、恐怖より破格の家賃に惹かれて一年前に入居した。 

    で、この部屋の台所の壁の一角に、変な形の染みがあった。 
    人間を逆さまに吊るしたような形で、0感の私もこれは流石に気味が悪く、好きなアーティストの 
    どでかいポスター(畳一畳分くらいある)を貼って隠すことにした。 
    しかしこのポスターが、金曜日の深夜0~1時頃になると必ず左上がペロン、と剥がれるんだ。 
    何度画鋲を刺す場所を変えても、両面テープと画鋲を併用しても、金曜日の深夜0~1時頃になると 
    必ず剥がれる。 
    そして剥がれてから小一時間くらいの間、怪音(ラップ音?)が鳴り始め、台所の食器棚の引き出しが 
    勝手に開いたり、棚の奥に入れてあるお椀とかが床に落ちたりという怪現象が起こる。 
    本当に毎週金曜日の夜に必ず起こるので、怖くなって「見える」という友人に見てもらったことがある。 
    そしたら、年配の男の人の霊がいる、と言われた。 
    ところがここが0感体質の凄さと言うのか、最初こそ怖かったが私はだんだん慣れてきて、金曜日の 
    深夜になる度に「あー、今日もおっちゃん来るかなーw」と、怪現象を楽しむようになっていた。 


    【おっちゃんが誰だったのか】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    692 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/08/28(金) 18:34:54 ID:zTzFD6IQO [1/5回(携帯)]
    怖い話ではないけれど、気になっている話を……。 

    私は東北在住なんですけど私の住んでいる地域で最近変な話があるんです。 

    『能面が起きた』と。 

    それは、今年の5月に私の住む部落(地域的な意味です)で急きょ祭りが行われることになりました。 
    今まで無かった祭りが急にできたのです。 

    それで、知り合いの区長さんになんの祭りか聞いてみました。 
    17歳以上の者はほぼ強制参加。 
    祭りと言っても出店があるわけでもなく、お寺の境内で火を焚いて鎮魂すると…。教えてくれたのはそれくらい。 
    しつこく聞いたのですが、『どうせ参加しなくちゃならないんだから、そうすれば分かるよ』と。 

    両親にも聞いたのですが、『町の安全を祈って行う』とか『町おこしだ』とか、なんとなくはぐらかされてるような内容の答え。 

    正直、面倒でした。仕事を理由に不参加しようと考えました。 

    ですが……、私の職場はその部落にある小さな建設会社。私はそこの事務をやっていました。 

    祭りの当日、会社は全体休業。行かなくてはならなくなりました。 


    【『能面が起きた』】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    254 : 1/2[sage] 投稿日:2009/08/21(金) 22:57:29 ID:lCAveEjp0 [1/4回(PC)]
    オカ板にいる人たちなら多くは「学校であった怖い話」を知っているだろう。 
    同人も好きなのならアパシーシリーズとして発展を遂げている(新作もでたばかり) 
    ことも知っている人は多いと思う。 

    その新作が15日に届いたばかりの夜、俺は暗い自室で一人でそれをプレイしていた。 
    インターネットブラウザに洒落怖を開きっぱなしにして。 
    本家の方、Sの方も何度もプレイしてきた俺はどんな怖い話も全てフィクションだと 
    分かり切っていたのでストーリーだけを楽しむために読み進める。 
    何周かプレイしているとだんだんBGMが大きくなっているような気がした。 
    ノイズも混じってきた? そんな演出がある音楽が使われているのはOPだけだ。 
    もう慣れてしまって驚きは少ないが本家と全くセンスが変わっていない 
    おどろおどろしい加工写真はだんだんぼやけて来る。 
    眠いのか? と思っても意識は大分はっきりしている。 
    それでもいい加減何周もするのも疲れてきたのでセーブをして中断、 
    別のことを始める。

     
    【「学校であった怖い話」を知っているだろう】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    613 : モンシロチョウ[] 投稿日:2009/08/19(水) 00:14:39 ID:TMaUQnwz0 [1/7回(PC)]
    大学生二年生の時だったかな。夜中、ざわざわ話し声が聞こえて、目をさま 
    したら、黒い透き通った、人の影みたいのが、二つゆらゆらと揺れていたの。 
    なんだこりゃ、と思って起き上がろうとしたが、金縛りっていうの?  
    全然起き上がれない。 
    「これの××(聞き取れず)をにえに。」 
    「それなら×××だ。」 
    「タツミの×××。」 
    影は意味不明の事を話していた。影は近づいて俺の腹に触れるだが、その瞬 
    間、猛烈な激痛が腹を襲った。手で内臓をかき混ぜられる様な鋭い味わった 
    事が無い痛み。大声が出そうなほど痛いけれど、なぜか声が出ない。 

    その時の俺は非常に冷静で、ああ、ここで俺は死ぬのだとか考えてた。 

    すると突然影が激しく揺れたかと思うと、 
    「まずい、八幡さんの×××が。」 
    「もういかないと×××だ。」 
    とか言って、消えた。 


    【モンシロチョウ】の続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    557 : 不可解な記憶1/2[sage] 投稿日:2009/08/18(火) 20:17:57 ID:hKyk3gPG0 [2/3回(PC)]
    私の地元では市町村合併の関係で隣の自治体に吸収されてしまったけど、昔の村単位で活動する事が結構ある。特に町内行事や神社関係の祭祀はかつての村単位で行ってる。 

    江戸時代頃に開拓され、最近まで開拓が続いた村なので氏神様っていっても開拓した地主の家の氏神様がこの土地の産土神社となっていて、それぞれの神社で祀ってる神様はその町内会ごとに、全部違う。 
    オカ的にはどうなのよと思うけど、村の慣例では神社のの御遷座があるとそこの神様には近所の神社に暫くお引越ししてもらうことになってる。 

    さて本題に入るけど、私の古い記憶に神様の御遷座に関する記憶がある。 
    私の家の近所の神社は水害とか台風で壊れてしまって、それまで仮社殿で祀ってたけが 
    氏子一同や近隣の町内会の協力もあって立派な社殿が完成したので、これまた新調した山車で隣の神社まで神様をお迎えにあがる記憶だ。 
     村の昔からの慣例どおり村中の町内会が神社から山車を出して神様が新社殿に御鎮座され 
    るのを村中の神様が見届けに来るのである。それに私は参加してた。 
     近所の神社の総本社から神主さんを呼んで隣の神社まで私の町内の山車で氏子一同が神様 
    をお迎えにあがった。他の町内も同じような状態なので、盛大なものだった。3歳そこらの 
    私は冬の寒い日なのに大はしゃぎで両親と祖母にくっついて行った。祖父は氏子総代だったが既に80歳を超えていたので父が祖父の代理として参列してた。村中練り歩いてから、 
    神社にお帰りになるので途中で休憩所が設けてあってそこで休憩したり、昼食を摂ったりし 
    ていた。私は「お稲荷さんをもっと食べたい」だのと言って、完全にピクニック気分だった。


    【あんた私のお腹の中にもいなかったよ】の続きを読む

    このページのトップヘ