不可解な話

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     音が大きくなったので、ああ、ここだ。と思った。 
    と、こんな感じでだいたいの場所を突き止めるまでは、以前に起こった時にも成功していたので、 
    次にやることもいつもどおり決まっていた。 
    手を伸ばして、部屋の灯りを消す。 
    と、いつもならここで、辺りをつけた場所の暗がりに、闇の濃い場所が見える。 
    当然この時も見えた。が、何かいつもと違う? 

    【すう・・・。すう・・・。すう・・・。 後編】の続きを読む

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     最近、自分の部屋以外の場所で寝ると、必ず 
    すう・・・。すう・・・。すう・・・。 
    って感じで部屋のどこかで自分以外の寝息がする。 

    明かりを点けて寝ていても、やっぱり聞こえる。 
    音のする方向を見ても何もないので、目に見える何かがいるわけではないのは確か。 
    スマホで写真や動画をとってみたが、何も映らない。 

    【すう・・・。すう・・・。すう・・・。 前編】の続きを読む

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    これは、4年前の8月に体験した話です。 その日、トヨタのワンボックス車で、 
    深夜、1人で山陰に向かっていた時の話です。 
    時間は、深夜0:30頃です。 
    いつも出張は、カーナビゲーションのルート検索で移動するのですが、 
    その日もいつもと同じルートで走っていたのですが、突然カーナビが、 
    いつもと全く違うルートを指示してきました。 
    目的地までの距離を見ると、18km短くなっていたので、 
    いつもと違う他のルートがあるのかと思い、試しに行ってみようと思い、 
    いつも右に行く三叉路を左に行く事にしました。 
    左に曲がると古い舗装の道路があり、1本道でした。 
    道幅は、車1台しか通れない幅で両側は、雑草がはみ出していました。 

    【私は、あの晩どこに行っていたのでしょうか?】の続きを読む

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    俺は新聞の臨時配達員というのをしてて、時期とか所属してる店によって変わるんだが全国色々なとこに行くんだ 
    大概は何事もないんだが、やっぱりたまに曰く付きとか変な話のある場所もあったりする 
    でも、大体はどこかで聞いたことがあるような話がほとんどで実際に体験しても死ぬほど怖い目に遭ったってことはない 
    へーそんなこともあるんだなぁ程度で聞いてくれw 

    【新聞】の続きを読む

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    うちのアパートの周りはとにかく道が狭い。 
    自転車が前にいると追い越すのも躊躇するくらいの道幅。 
    まぁ深夜になると車も少ないし、歩行者は滅多にいないし 
    その日の帰り道も特に気を付けるわけでもなく、彼氏は運転していた。 
    私は助手席で、何をするでもなくぼーっとしてた。 

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    私が東京での一人暮らしを始めて二年目の春の出来事です。 
    春休みを利用して帰省していたのですが、帰省して三日ほど経った日の夜、住んでいたアパートの管理会社(以下:管)から電話がありました。 

    管「部屋の窓ガラスを割った覚えはありませんか?」 
    私「は?」 
    管「いえ、お客様の部屋の窓ガラスが割れているんですよ。」 

    どうやら私の部屋の窓ガラスが割れているようで、それに気付いた隣の部屋の住人(サラリーマン)が管理会社に連絡してくれたとのことでした。 
    もちろん自分の部屋の窓ガラスを割るわけなどなく、その時に頭を過ぎったのは「空き巣」の三文字。 
    ちなみに私の部屋は三階建ての一階。駅からは近く人通りも少なくないのですが、空き巣が周りの目を気にせずに侵入するのは容易…という、防犯面ではあまりよろしくないアパートでした。 

    【部屋の窓ガラスを割った覚えはありませんか?】の続きを読む

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     夏休みも間近に迫ったある土曜日,俺はサッカークラブの練習で, 
    午後6時まで校庭にいた。失くしたボールを探しに校舎裏に行くと, 
    猫の鳴き声がした。声は焼却炉の方から聞こえ, 
    突然の「ギャーッ」という大きな声を境に聞こえなくなった。 
    陰から覗くと,焼却炉の前に,先生が静かに佇んでいた。 
    彼女は,あの夢の中の人形の目で,不気味に笑いながら 
    本当にぞっとするような顔つきで,焼却炉の中を覗き込んでいた。 
     
    【マドンナ先生 後半】の続きを読む

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    小学校の時,生徒や同僚の先生に大人気の女の先生がいた。 
    俺が4年生の時に,赴任してきた新卒の先生で 
    雰囲気が女優の堀北真希にどことなく似ていた。 
    美人でとにかく振る舞いが魅力的,優しくて聡明, 
    知識も豊富で,頭の回転が物凄く速い。 
    弁がたち,保護者の方々からの信頼もばっちり得ていた。 
    その先生は,当時の友達みんなが憧れていた。 
     
    【マドンナ先生 前編】の続きを読む

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    ある時祖母は、あの祠のことについて話してくれました。 
    悪霊というのは、どこからどこへ移動するわけでもなく、ふと気まぐれに表れてくるもので、その表れてくる玄関は、 
    「神がかり」になった人間ならわかる(多分あの時の祖母自身のことでしょう。そしてその場所があの空き地だったと)。 
    悪霊というのはまったくの無慈悲なので、一番最初に心が病んだ子供や女や老人を襲う(発達障害を疑われていた私も含まれるでしょう)。 
    また、悪霊が通り易い方角というのは大体決まっていて、その方角に当時の祖父母の家はぴったり一致していた。 
    つまり祖母は、自分を守ると同時に、私も守ろうとしていたのです。 
    とはいえ、薄情と思われるかもしれませんが、いきなりそんな話をされても私はピンと来ません。

    私個人はその教団に入ってませんが、何か割り切れないものがあり、教団本部に手紙を書きました。 
    祖父の役職のお陰か、教団からはこちらがびっくりするほど丁寧なお返事をいただき、一人教団員を派遣して調査する、といった話になりました。 
    正直こんな事態になるとは思ってませんでした。 

    【私の家は祖父母が某カルト宗教の人でした 後半】の続きを読む

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    ややこしい話なので、まずは自己紹介から。 
    私の家は祖父母が某カルト宗教の人でした。 
    祖父はそこでも偉い方の人です。近所の人たちを集め家で説法のようなことをしていました。 
    一方祖母は、私が物心ついたころには、子供から見ても明らかに心を病んでいて、意味不明なことを口走ったりする人でした。 
    私も私で、幼い頃は発達障害を疑われていて、毎月病院に脳波を計りに行ったりするような子でした。 
    母子家庭に近い環境だったのですが、祖父母の娘である私の母は、どちらかというと現実主義者で、自分で 
    起業したりするような人で、祖父母の宗教活動にはまったく関与していませんでした。 
    そんな環境でしたので、私は祖父母の家、カルト宗教の寄合所に預けられることが多かったのです。

    【私の家は祖父母が某カルト宗教の人でした 前編】の続きを読む

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