不可解な話

    kemuriIMGL7022_TP_V

    中学一年生の時、新しい環境に慣れ、周りが見え始めた6月のある日、工藤さんという同じクラスの子に話しかけられた。 
    女はいつの時代も群れたがる生き物だけど、そのクラスも例外ではなく、一番発言力のある第1グループ、対立する第2グループ、そのどちらでもない今でいう腐女子の集まりの第3グループという3つのグループに分かれていた。 
    喧嘩しているわけではないのに、グループが異なるとほとんど会話することがない、つくづく女って面倒な生き物だ。 
    私は第1グループ、工藤さんは第3グループに所属していて、入学から2ヶ月たっているというのに彼女と話すのははじめてで名前もうろ覚えだった。 

    「守護霊って、本当にいると思う?」 
    話しかけられたことも驚きなのに、脈絡もなく突然言われ、どう答えるべきか悩んでいると、 
    「実は、君の守護霊が見えるんだ。知りたい?」 
    当時、マイバースデーというなんちゃってオカルト雑誌を愛読していた私は、 
    「え、み、見えるの?」 
    半信半疑で会話にのってみることにした。 
    「実は、ずっと君の守護霊に話しかけられてるんだ」 

    【ずっと君の守護霊に話しかけられてるんだ】の続きを読む


    俺の家はけっこう音が響くというか、一階の物音でも2階の自室で聞こえるんだけど、 
    一階でどの扉が開閉されたとか、レンジのチンの音とか人の足音とか普通に聞こえる。 
    足音に関しては誰の足音なのかも判断可能(家族限定だけど) 
    一年位前の話。 
    その夜は両親が、隣県の親戚の初七日で深夜まで帰らない予定だった。 
    俺と姉は翌日も仕事だしってことで留守番組。 
    両親は鍵を持ってでかけたので、家じゅうの戸締りは夕飯の前に済ませた。

    【ガラガラガラッ】の続きを読む

    KAI428022_TP_V

    俺が神社で初詣したときの帰り。始発前でまだ4時ちょい過ぎ頃だった。 
    最寄り駅は2路線あるのだが、近い駅の路線は帰路が若干めどいため、 
    遠い駅の路線へと歩くことにした。遠いと言っても精々40分程度で、 
    デスクワーク職の俺にとって丁度良い運動と思い川沿いの道を歩いていた。 

    【神社で初詣したときの帰り川沿いの道を歩いていた】の続きを読む

    KAI427030_TP_V

    小学校2年生の時に、じいちゃんが肝硬変で入院してた。 
    学校帰りに毎日見舞いに行ってた。 
    母親が来てたりすると、自分はのけものになっちゃうんで、そういう時は病院内を探検していた。 
    病院は市立の総合病院で大きかったけど、建物が古くて陰気臭い。 

    ある日、1階まで降りるためにエレベーターに乗った。 
    エレベーターは2階を過ぎたのに、止まる様子がない。 
    1階のボタンはライトがついているのに止まらず、地下2階でドアが開いた。 
    ドアから顔だけ出して左右を見ると、薄暗いし誰もいない。 
    よせばいいのに、エレベーターを降りて探検を開始した。

    部屋数は少なかったし、見る物もないから、戻ろうって考えていたら、お線香のにおいがしたような 
    気がした。 
    お線香ってことは、仏様の仏壇があるんだ。 
    そう考えたら急に恐くなってきたんで戻る事にした。 

    【病院内を探検】の続きを読む

    KAI428017_TP_V

    もう10年以上前の話になるんだけど、 
    ちょうどお正月休みで県外に出ていた友人たちが集まって、新年会やら同窓会やらやってた時期の話。 

    どこに地域にでも心霊スポットってのはいくつかあると思うんだけど、地元長崎では一番メジャーだった幽霊屋敷が取り壊されてから、これといってガチって所が無かったんだよね。 
    (正確には、デマだと分かってたりして、本当にヤバい場所を他に知らなかった) 

    で、久しぶりに同級生が集まった時に、ドライブに行くことになって、3人で出かけたんだ。 
    内野(仮名♂)、白石(仮名♀)、久松(俺、もちろん仮名)のメンバーで盛り上がってた。 
    目的地も決めずにダラダラと深夜のドライブをしてる内に、いわれは知らないけど出るらしいって噂のトンネルの近くまで来たんだよ。

    【噂のトンネル】の続きを読む

    ELFAIMG_2578_TP_V

    中学生の頃、学校にも習い事にも行きたくなくて一日だけグレてやろうと神社に行ったことがあった。 
    特に目的は無かったが、気が付いたら神社に行ってたんだ。 

    夕方になるまでずっと石段に座り続けて、突然「そろそろ帰らないと」って気になった。 
    早く帰らないと死ぬんじゃないかとか考えてた気がする。 
    突然早く帰れって焦り出す自分とまだまだ帰りたくないってグレたい自分の間で揺れてたら灯篭の中に何かがあるのに気が付いた。 

    【一日だけグレてやろうと神社に行った】の続きを読む

    INA85_dinamicmaiku_TP_V

    カラオケ店で働き始めて早二ヶ月。確か昼~夕方の一人勤務の日だった。 
    フロントに並べられた伝票を見て「今日も混んでるな、一人で大丈夫かな」などと思いつつ、 
    特に問題は無く黙々と仕事を進めていった。

    昼のフリータイムが終わりに近づく夕方ごろ。 
    急にお客さんが一斉に帰ったので部屋掃除をしようと空き部屋を巡回した。 
    1,2,5,6,11…うろ覚えだがこのような番号順に部屋の掃除をしていった。 
    最後の11番の部屋を少し片付けたところで、俺は一旦フロントに戻り伝票に書かれている退出時間等を確認した。 
    「…ん?」

    【カラオケ店】の続きを読む

    Tsurutama511A004_TP_V

    おそらく二、三十年前、叔父が様々な地方を巡って仕事をしていたころ、 
    ある地方都市で一週間、ビジネスホテルで生活しながら働くことになった。 
    叔父はそのホテルの近くに、変わった古着屋が建っているのを見つけた。 

    そこは一階が古着屋、中の階段を上がった二階がレコード屋になっている店で、 
    二階に中年のおじさん、一階に若い店員がいたという。 
    店の雰囲気から、中年のおじさんの方が二つの店の店主らしい。 
    どちらも古びた洋風の内装とやや暗い照明で、扱っている品とはギャップのある、 
    レトロというよりアンティーク調の不思議な雰囲気を出していたという。 

    【アンティーク調の不思議な雰囲気】の続きを読む

    HOSSYSDIM3444_TP_V

    俺と両親で3人家族、真上の部屋には若夫婦、下の部屋には独居の婆さんが住んでいた 
    ある頃足音が聞こえるのに気づいた 

    小さな子ども特有の「でっでっでっでっでっ」って感じの足音 

    小さい子って大人と違ってベタッと地面を踏みしめる感じで歩くよね 
    もしかして上の夫婦に子供生まれたのかなとあんまり気にせずにいた 
    夜中に聞こえても、まぁヘッドホンで音楽でも聞けばいいやって 
    赤ん坊なら仕方ないしね 

    【足音】の続きを読む

    9V9A6367_TP_V

    よく行ってた美味い蕎麦屋があって、そこで笊蕎麦を頼んだ。 
    いつも通り食べ始めてちょっとしたら蕎麦の中に長い髪の毛を発見。
    初めて行った所だったらその時点でもう食べるのを止めてただろうけど
    よく行く蕎麦屋だったし何より美味いってなもんで、
    たまにはこんな事も有るだろうと髪の毛を摘まんで除去、また食べ始めたんだ。 

    【美味い蕎麦】の続きを読む

    このページのトップヘ