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啄木で有名な?渋民村から近い県境で、実は野生の朝鮮人参が取れる
三つ葉を細く鋭くした様な葉に、細い蔓で独特の匂いを持っている

ある事情で山奥の宿に泊まった時に、そこのおばさんにそれを漬けたお酒をふるまわれた
少し変わった宿でおばさんが一人だけ
奥の突き当たりにある部屋の戸に「日本刀には神がどうの」「八百万の神がどうの」と書いてある
「何これ?」と思い聞いたら、そこのおじいさんの部屋らしい(姿はみてない)

めったに取れなくて「山の神様からの贈り物」らしい
瓶詰めの琥珀色のそのお酒を飲んでいたら、思いがけない事が自分を襲った
「イタコ」みたいに意識はあるのに自分が変な事を話し始める
「ここの土地の~犬神がどうの~おばさんに妹がいてどうの」とか色々

翌朝帰る時に「これ」と言って小さなビンにそのお酒をいただいた
強烈な経験だった為に未だに怖くて飲んでいません