M3194019A22_TP_V

私は家業が八百屋ということもあり、春先によく山菜採りに連行されていた(山菜は元手タダなんでウマーw)
山の入口に小さな祠があり、いつもはスルーして行くのだが、その日はなんとなく手を合わせてから入山。

母は体力的に足手まといなので、割と低い平地を探索していた。
私と父は春先でぬかるんだ急斜面を探索。我ながらかなり危険だったと思う。
しばらく探索していたら、私の体に異変が起こりました。
音が消えているのです。その日は天気も良く、そよ風が吹いていたにもかかわらず…

私は不安になり周りを見渡すと、森の中がまるで時間が止まっているかの様に静まりかえり、何も動いていないかの様に見えました。
その時、頭を軽く叩かれた感触があり、そちらを見たら、父が斜面を滑落してきたのです。
間一髪で私は父をつかまえ、事なきを得たのですが…
気付いたら森の中はいつもの様にざわめいていました。

後にその事を父に話すと、『山の神様が助けてくれたのかもな』とのこと
私自身、その山の祭りで奉納舞を舞っていたので、それもあるのかな?と思っています。

東北の、とある霊山の麓での出来事でした。