黒部川上流のカベッケと呼ばれる場所にテントをはって、その日は早々に寝た。 2021年07月16日 カテゴリ:不可解な話 黒部川上流のカベッケと呼ばれる場所にテントをはって、その日は早々に寝た。ふと、物音で目がさめた。数人の足音と、ざわざわとした話し声がする。やがて、幕営をはじめた気配。「やけに遅くまで歩いてたパーティだな、途中で迷いでもしたかな」と思ったが、気にせず眠ることにした。しかし連中、次第にガヤガヤとうるささを増していく。眠れやしない。仕方ない、一声かけるかと、テントのジッパーを開けた。月明かりの下、人っ子ひとりいなかった。ダンナは「カッパに騙された」と申しております 「不可解な話」カテゴリの最新記事 コメントする コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶
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