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山間の集落にある実家に居た頃、
山中には「ごりん」とよばれる古い積み石がところどころに無造作にあった

村では昔のお侍の墓とか聞かされてました。それに関係あるのかは解りませんが
たまに夜ふと気になって窓のカーテンを開けると、山の木々の間を
ぼんやりした光がいくつも行ったり来たり…ということがありました。

人にしてはやけに高いし冬も現れるので蛍ではない。

あれがいつかこちらに来たらどうしよう、と不安に思っていたのを覚えています。
集落に大きな道路ができて車通りが激しくなってからはまったく見なくなりました。