歩いていると、いきなり激しい雨に打たれ始めたという。 2021年06月03日 カテゴリ:不可解な話 県境の尾根を縦走していた時のこと。歩いていると、いきなり激しい雨に打たれ始めたという。びっくりして後ろを振り返ると、今歩いてきた道はまったく濡れていない。あたりを見回した彼は愕然とした。雲一つない晴天の中、彼の周囲一メートルほどだけが雨に煙っていたのだ。雨の勢いは強く、頭上がどうなっているのかは確認できなかった。どんなに足早に駆けてみても雨の壁から逃れることは叶わなかった。結局それから一時間にわたり、彼は雨中の人となった。ひどい嫌がらせだ。あれほど腹の立ったことはない。彼は本当に悔しそうな顔をして、この話をしてくれた。 「不可解な話」カテゴリの最新記事 コメント コメント一覧 (1) 1. うみのいえ 2021年06月06日 19:40 これが真夏のビーチの話だったらありがたいのに。天然シャワー。無料。 コメントする コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶
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