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十年ほど前に、彼の地元の山で遭難者がでたそうだ。

結局その人は遺体で発見されたのだが、その状況が不思議なのだという。
検死の結果、身体のどこにも異常は見つからず、餓死したと判断された。

しかし、彼の荷物には手つかずの食料がたっぷり残されていた。

慎重に食べつなげば、一月は優にもつ量だった。

食料を抱えながら、なぜ彼は飢え死にしたのだろうか。
何が起こったのかは誰にも分からないままだ。