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俺が4、5歳の時の夏、死ぬほど怖かった話
その日は家族で和歌山マリーナシティ(生駒の遊園地だったかも)に行って一日中遊んでたもんだから皆疲れて午後10時には眠ってしまっていた

ただ俺だけは興奮冷めやらぬといった感じで布団の中で遊園地の乗り物の一つ一つを思い出していた
するとその内、コツ、コツと玄関先の階段を上ってくる音が聞こえた(俺の部屋は玄関から近い)
ps1バイオハザードのような、一定の感覚でコツ、コツ、コツと聞こえた

その時、あれ、なんかおかしいぞと思った

うちは2階で三階には叔父夫婦、四階には叔母夫婦が住んでいるんだが、(玄関先の階段を使うのは彼らだけ)コツコツ音のする靴を履いている所を見たことが無かったし、下の門の開く音もしなかった
そしてコツ、コツ、コツコツと足を揃えるような短めの間隔で音が聞こえた後、しばらく音は止んだ

しばらくするとそいつは、「ヒィーッイヒーッヒヒヒーッアヒィーッヒヒーッ」アメリカの道化師みたいな嫌な笑い声をあげながら玄関のドアをガチャガチャやりはじめた
怖かった。玄関のすりガラス越しに暴れてるそいつに拐われてサーカスにでも売り飛ばされるんじゃないかと本気で思った

当時のおらは親がバイオハザード1やるだけで泣いていた怖がりだったけどその時は完全に固まって隣で寝てる兄を起こすこともできなかった
ついにそいつは諦めてどこかへ行ったけど、音に敏感な母が起きてこなかったことが今思うと不思議だ