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知り合いの前住んでた家が事故物件だった。
その家に引っ越してまず目にしたのは、庭に並ぶ十数体の手作りの地蔵。

家に入ると、部屋の四隅(1箇所だったかも)に盛り塩。
母子共にそういう物に対する知識が無かったらしく、気持ち悪いのでその日のうちに捨てたそうだ。

その家で起こった怪奇現象を箇条書きする。
・敗れた障子の穴から誰かの目が覗く
・夜中に階段をどたどたとかけ上がる音
・知り合いの寝室(2階)の備え付けのクローゼットの中に謎の板があり、邪魔だから端に寄せておくが毎回元の位置に戻る
・ラップ音が家の各所で不規則に起こる

あまりにも変なことが起こるから自分たちでその家について調べたら、以前そこに住んでた父と息子がそれぞれ1階と2階で自殺したらしい。
事故物件って不動産屋に事前に教えてもらえるものだと思ってたけど、田舎だとまだ伏せるとことかあるのかも。
一番怖いと思ったのは、知り合いはその家に住んでる間にどんな怪奇現象が起こっても不思議と怖くはなかったってこと。
今住んでる家に引っ越してから初めて恐怖心が湧いたって言ってた。
本当によくある話だけどね