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その日泊まったのは、はじめて行く旅館だったんだけど、着いた途端肩が重くて
最近忙しかったし疲れてるのかなーと思いつつお客様を引率

大体の業務が片付くと、誰かの部屋に運転手とガイドで集まって
ちょっぴり飲むのが常なんだけど、ちょっと疲れてたから飲む時間になったら起こしてーと
もう一人のガイドに言って部屋で少し休むことに

スマホの充電やら飲み物冷やしたりとか制服アイロンかけたり一通り明日の準備が終わって
お布団に寝転がったら隣の部屋から赤ちゃんの泣き声が。

そんなにうるさくなかったし、気にせずに横になってたんだけど、
うとうとしはじめて30分くらいかな?ノックの音するから出たら旅館の方で、
「これ、ブランケットです」と差し出してくるので、「?」とぽかんとしてたら
「フロントに『寒いので掛ける物をください』とかかってきたのですが…」
と言うので、いやいやかけてませんよー他のお部屋では?と返したら
「あ、そうですか!すみません!」といそいそと戻ってった

そのときは気にせずにお布団に戻ってまたごろん

しばらくしたら寒くなってきて、
あのブランケット受け取っとけばよかったかなーと思いつつ、うとうと。

飲みの時間には起きなきゃなと思いながら微睡んでたら金縛りにあって、
あー結構疲れてるんだなーなんて、時折聞こえてくる赤ちゃんの泣き声聞きながら
寝たり覚めたりを繰り返してた。

で、その日は結局飲みのお誘いなくって、みんな寝ちゃったのかな?と翌日運転手さんに聞くと、
「いやいや、すごいたくさんノックしたよ?と○○ちゃ〜ん!飲むよ〜!って」と。
結局、赤ちゃんの泣き声で熟睡できなかったから
ノックされれば絶対気づくはずだったんだけどなー?と旅館を出ると、
旅客のおばちゃまが「ガイドさん、昨夜は大丈夫だった?」と聞いてくるので
「?」と笑顔でお返ししたら
「昨日ここに着いたときにね、貴方の後ろに赤ちゃんを抱いた女の人が
 付いて入ってくのが見えたから心配だったのよ〜」と。笑顔で。

ちょっと考えてから一気にゾワーーーーーーーッてして言葉に詰まってると
「でも大丈夫、あれはここに憑いてる人みたいだから、害は無いと思うよ」
と笑顔で旦那様の方へ戻って行かれました

赤ちゃんは隣の部屋と思ってたけど、
そもそも我々のような運転手やガイドの部屋ってお客様用のお部屋ではなくって、
それ専用にお部屋があることが多いのね。
なので、隣はもう一人のガイドさん or 空室

女性と赤ちゃんのおばけちゃんと共に一夜を過ごしてしまいましたというお話

ブランケットも、その女性が頼んだんだよね、きっと。
寒かったのかなー