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夕方のスーパーで
なぜか人が少なかった
パンコーナーで物色していると、耳元で「それ」と聞こえた

振り返っても誰もいない
人はいるが、近くにはいなかった
声は間違いなく真後ろからハッキリ聞こえた
男性の事だった

私は知らない人にパンを買ってあげられるような裕福な生活はしていないし、それと言われてもどれか分からなかったので無視した

帰宅して寝る前に主人に「小腹すいたけど、パンとかないよね?」と聞かれた


主人の心の声が聞こえたのかなと思ったが全く別人の声だったのでこのまま不思議な出来事として処理しようと思う