SHIKUN1215013_TP_V

端的に言うと、とても綺麗な人魂のようなものを見ました。
当時5階建てのマンションの4階に家族で住んでいた

けれど特にいわくつきというわけでもなく普通のマンションでした。

たしか夏に入る前の頃だったと思います。夜中に目がふっと覚めて起き、窓の外が月明かりで綺麗だな、とぼんやり思いながら眺めていたところ、丁度てすりの真上を青と赤、いずれも透明なガラス玉に光を灯したような人魂がツーっと通り過ぎて行きました。
当時の私はとても綺麗なものを見た、不思議なものを見たとはしゃぎ、恐怖心もなく隣で寝ていた姉をたたき起こしました。

今思い返せば車のライトの反射だったかもしれません。けれども4階ですしエンジンの音もしなかったので本当に人魂だったかもしれません。