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父親が大学に通うために県外で独り暮らしをしていた頃、
霊柩車を見かけて興味本意で中を覗いたそうだ

それでその日の晩、父親が寝ようと思い部屋の電気を
消し布団に入ると誰かが部屋に入ってくる気配を感じた

誰だろうと思ったが何故か体が動かず確認できない
そうしているうちに気配は足音をたてながら近付いてきて寝ている父親の上に乗ってきた
そして両腕をつかみその腕で首を絞めようとしてくる

父親は必死で抵抗しどうにか頭を少しだけ動かすといきなり気配は消え
ガチャリと部屋の扉が開く音と階段を駆け足で降りていく音が聞こえてきた

その後部屋の電気をつけて確認してみたら部屋の扉はしっかり鍵がかけてあり
父親と同じ階の人間が何人か誰かが階段を駆け足で降りていく音を聞いたという