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桜祭りの会場で屋台の並んだ通りに、見かけない自分と同じくらいの歳の奴が居た。
屋台をやってる親父の子供だろうくらいにしか思わなかったが、公園でたまたまあった連れにあいつに亀見せると怖がって逃げるぜって聞いて、池で捕まえた石亀を持ってその子供に見せに言った。

案の定「いやだー、来るなー亀を持ってくるなー!!!」って大泣きして逃げ回った。
男で亀如きにこれだけ恐れ慄くその姿が面白くて、寄ってたかってその子供を追いかけまわしていた。

15分くらい追いかけまわし、屋台の奥に逃げ込んであーあって皆がなった時、屋台の親父が鬼の形相で俺の胸ぐらを掴んで、連れの持ってた亀を俺の顔に押し付け
「てめぇ!こんな事されてどう思うんだ?あぁ!」ってマジギレされた。
もう殺されるんじゃないかって位の勢いで。

俺と連れが5~6人くらい居たけど、その余りの怒りように意気消沈。
亀を池に戻してそのまま解散。

ガキの頃は知らなかったが、屋台の親父は893の下っ端ってのを後に知って、二度と屋台の子供にはちょっかいを掛けないと誓った。

ガキのころに、大の大人にマジギレされる恐怖は半端ない。
もう30年くらい前だけど、未だにあの恐怖は忘れられん。