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学生の頃、某所に遊びに行った。大学のゼミで。
うちの学部は当時ゼミって4回生からだったんで、院生も含めて10人ぐらい全員で卒業旅行に行こうって事になった。つか、恒例だったのかもね。

ちなみに、ヤローばっかりのむさ苦しい学科。
金が無いのもともかく、向かったのが結構田舎方面で、合宿所か?みたいなね、民宿…でもかなり広い感じのとこが宿になったんだ。
夏時期でね、みんな夜の海にナンパにいったんだ。

おれはなんか、微妙に気分悪くてね。一人そこに残ったわけ。

前述の通り合宿所?ってな感じで、広い、なんていうか、柔道場ってより集会所?
それぐらい広い和室で、布団に寝てたんだ。
十人ぐらいっていったけど、全員が真横にズラッと布団ひけたんだ。
それがほぼ、部屋の半分で、のこり半分、部屋真半分にガランとなった感じの、凄く広い部屋。

で、みんなは荷物置いて出て行ったわけ。夜の海のナンパにね。

“これ、来る意味あったのかな~、なんかしんどいな~”
とかって考えながら、みんなが戻るの待ってた。
そしたら戸が開いて、一人帰ってきたのね。

おれが寝転んでる枕元に、畳をきしませながら来たけど、枕元1mぐらか?手前で横に曲がった。
俺に何か話しかけてくれるのかと思ってたからガッカリだよ。
で、考えた。あ~、何か忘れ物、いや時間的にナンパ失敗でお帰りか。

そりゃ黙ってるわな、腹も立ってるだろうし。

で、だ。ま、こっちも暇だし、お帰り、だよな、と思って体起こしたら、…この広~い和室に、俺以外誰も居ないのね。
あれ、あの足音は?…畳きしんだし?つか…、寝てなかったし…絶対寝ぼけて無いし!?
いや、障子戸開いたよね、そこからおれの枕元に、畳きしませながらあるいたよね(曲がったけど)…て、これなに?!

これね、…マジぞっとした。

起き上がって、というか布団の上であぐらかいて、多分鼻息荒く、ホントのゼミの人間帰ってくるまで、緊張しっぱなしだった。