天目山温泉 2019年11月08日 カテゴリ:不可解な話 裂石から大菩薩峠へ向かうルートに長兵衛小屋がある。今はロッジ長兵衛だが昔は長兵衛小屋と呼んだ。長兵衛小屋の主人が女房から、夜に小屋の前を幽霊が通るのが怖いと訴えてきた。そんなバカな話は今まで聞いたことがないと、仕方なく夜に小屋の前を何者が通るのか窓から窺っていると、今日帷子に赤い腰紐の女が通っていくのを見て腰を抜かしそうになった。しかしよく見ると、女の死体を狼たちが群れで加えて持ち上げて運んでいるのであった。女の死体は身体を立ち上げた形になり、幽霊が道の上を飛ぶように見えたのだった。麓では死体が掘り返されて狼に持ち去られる事が頻繁に起きていた時代だ。 「不可解な話」カテゴリの最新記事 コメント コメント一覧 (2) 1. 名無しさん 2019年11月09日 10:43 今日帷子って「経帷子」のことだろ? 狼は加えるんじゃなくて「銜える」んだよ。 2. 名無しさん 2019年11月20日 11:22 土葬の時代ってのは桶に入ってるから屈んだ格好になる。掘り返して直立するわけがない。 コメントする コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶
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狼は加えるんじゃなくて「銜える」んだよ。
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