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昭和60年6月、致道博物館では徳川四天王展をしていた。
そこで『真光の太刀』と『一文字助次の太刀』を並べた。

警備会社の時計で深夜0時前後に限って、警報機に不具合が起きた。
刀の来歴を考慮して、簡単な修祓の場が設けられた。

そのとき『一文字助次の太刀』の前でだけ、盛り塩(食卓塩)が一瞬で真っ黒になった。
盛り塩の位置を変えても、『一文字助次の太刀』の置き場を変えても、見る見るうちに塩がダメになった。

そこで、本格的な仏式の供養をすると、塩や警報器の異変は無くなった。

また、盛り塩等ももう必要ないと判断された。

この二振りの太刀には、大昔の所有者どうしで深い怨念がある。