鉄道って全部そうなのかもしれないけど
JR駅員って、毎晩終電が終わった後に次の駅まで線路上を点検して歩くんだって。
んで彼が新入社員の頃、先輩と3人で線路を歩きながらふと振り返ったら
背広姿の初老の紳士が線路の上をゆ~っくり横切る姿が見えたんで
ビックリして「あっ!」と声を上げてライトで照らしたんだって。
そのとたん、先輩が怒ったように「見るな!」と声を荒げて足を速めたので
その意味がすぐピンときて、あわてて先輩の後を追ったと言ってた。
その場所は昔から出るので有名で、幽霊の身元も分かってるらしい。
自殺ではなく、50年ぐらい前に事故か他殺で轢死した地位のある男性だそう。
友人は、「暗いのに、なぜか50代後半の男性だとハッキリ分かった」と首をかしげていた。
友人はそれ以降も当直日には真夜中の点検に出て、
幽霊らしき影を感じてもじきに馴れて無視するようになったというから、やっぱプロだなあと思う。
今はそれなりに出世してるよ。
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駅員じゃなくて、保線の仕事だろ。
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