PAK75_houkagonorikashitu20140102_TP_V

俺は授業中うつ伏せで居眠りをしていた。 
すると誰かがトントンと肩を叩いて起こし、ぱっと目を覚ますと床と足が見えた。 

靴下にサンダルだったから、やべえ先生だと思って勢い良く顔をあげて後ろを振り返ったが、先生はいなかった。 
その時後ろの席の女の子と顔を合わせる感じになったんだが、その子もビックリしてた。 

先生は教卓にいて、相変わらず授業を進めてた。 

夢かな…と思ってもう一回眠ろうとしてたところにまたトントンと肩を叩かれた。 
ビビってまた勢い良く後ろを振り返ると、後ろの席の女の子が紙を差し出した。 

受け取って開いてみると、見えたの?と書いてあった。 

俺はゾッとして、さっきの一部始終を書いて返した。そしてまた返ってきた。 
その子によれば、この学校には大人の男の人がいる。廊下から教室の中を見ていたり、たまに中に入って来たりするけど悪いものじゃないよとのこと。 
その子と話した?のは後にも先にもその時だけでそのまま卒業してしまった。 

友達と怖い話をした時にこの話をししたんだが、誰もその子のことを覚えてないんだよな。 

そういえば俺も名前を知らない。 
卒業アルバムにもいない。 
やりとりした紙もなくなった。 
あの子は誰だったんだろうと未だに謎。