軍隊に入ると銃が支給されるが、
これは各自が手入れと保管を徹底せねばならず、紛失などもってのほか
ところが、15歳ぐらいの新兵が橋のたもとで夜間警備中に居眠りしたので
ムカついた上等兵らがその新兵の銃を隠してしまった
銃を紛失した新兵は上官にボコボコにリンチされ、銃を見つけるまで戻るなと兵舎を叩き出された
新兵は必死で橋のあたり一帯を探し続けたが見つかるはずもなく
半狂乱になり、とうとう切腹みたいなことをやらかして自死したらしい
それ以降、夜間にその橋で見張りに立つと
銃を返してください……銃を返してください……と血まみれの新兵が足にからみつくので
(ということは、新兵は銃を隠されたことを知っていたのだろう)
恐れて誰も見張りに立ちたがらなくなった、ということだ
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