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大学時代に彼女と関東某県の山にドライブに行った時 
走っても走っても目的地に着かず、同じ場所に戻ってしまうという最悪のループにはまったことがある。 

まだカーナビが一般的ではなかった時代で、当然俺のボロ車にもナビはなかった。 
が、彼女は、その山の中に○○パークという小さな遊園地があり 
亡くなったお祖母さんに子供の頃に一度だけ連れて行ってもらったことがあるという。
 
ガイドブックには載っていなかったが、彼女は「ガイドブックに載るような遊園地じゃないから」と自信満々。 
確かに、彼女の記憶通りに山道を進んでいくと「○○パーク」という古びた小さな木の看板が道端に立ち出したので 
看板の矢印通りに進んで行くと、またもとの道に戻る。 

最初は「変だねー?」と言い合っていた俺たちも、やがてそのループから抜け出すのに必死になった。 

どうやって町まで戻ったのか覚えていないが、 
走れど走れど『○○パーク⇒』という古びた看板が現れる悪夢を今でもたまに見ることがあるw