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会社の周りに野良猫がいるんだ。 
その猫が子供を生んだ。 
暫くうろちょろしていたので保護をしようかと思っていた。 

機会を見計らっていて、何日か過ぎた日。 
出勤したら駐車場に子猫が二匹死んでたんだ。 
野良猫の子供って親に見放されたり、そのときの環境で死んでしまう子もいるから仕方ないって思った。 

せめて埋葬してあげようと、小さな段ボールを用意してタオルで子猫を包もうと触れた瞬間に勢いよく自分の目から涙が出た。 
泣きそう、とかの予兆もなく本当に突然。 
悲しくて悲しくて、どうしてこんなに泣いているのかも分からないくらい泣きながら埋めたんだ。 

そしてその日の夕方。 
同じ場所にまた二匹、別の子猫が死んでいた。 
さすがに目を疑ったね。 
けれど、放っておけないから同じように埋葬しようと同じように触れる。 
するとまた勢いよく涙が出てくる。 
まだあたたかい子猫の体がやけに悲しくて、泣くつもりもなかったのに涙がとまらなかった。 
悔しくて悲しくて辛くて、いろんな感情が一気に溢れ出すように泣き続けた。 

次の日出勤すると同じ場所に子猫がまた一匹死んでいた。 
同じように埋葬したけれど、今度は涙はでなかったし前日のような悲しさもなくて逆に驚いた。 

あのときの感情と涙はなんだったんだろうと思う。 
そしてあの連続して死んだ子猫たちは一体?