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私は3つ上の兄と、いつも社宅の前の駐車場で遊んでいた記憶があります。 

ある日の夕方、私は一人で外にいました。いつもなら遊んでいる子供たちがたくさんいるはずなのに、
その日はなぜか誰もいません。私は変だなーと思いながらも、
そのうち誰か出てくるだろうと思っていました。
(3歳の子供が一人で外に遊びに出るか、と言う疑問はあります) 

すると見慣れない子がこちらに向かってきます。男の子にも女の子にも見える顔立ちで、
赤と黒の太めボーダー柄のセーターを着ていて、兄よりも年上に見えました。 

一緒に遊ぼうと言われ、私はその子と遊びました。 

しばらくすると、その子がトイレに行きたいから家に戻ると言いました。一緒においでよ、
今度はうちで遊ぼうと言われ、外は少し薄暗くなってきていたのですが着いていきました。 

私が住んでいた棟(A棟)は駐車場から見て一番左端にあり、その子の家は右隣のB棟でした。
それを確認して着いったのを覚えています。 

玄関に入ると奥の台所から夕飯の準備をしているような音が聞こえます。 

その子がトイレに行っている間も私は玄関にいたのですが、
うちでもお母さんがご飯の支度をしているかも、外も暗くなってきたし帰らなきゃと思い、
その子がトイレから戻ってきたところで、私は帰ると言いその子の家を出ました。 

B棟の外へ出てすぐ右にある棟に入り、階段を上りドアに手をかけようとすると、違和感が。

うちじゃない…。 

社宅なのでどの家のドアも同じデザイン、当時まだ字は読めなかったと思うので表札で判断した訳ではないし、
何をもってうちじゃないと判断したかは謎です。

ドアにプレートとか何か掛けてあったのかも。

なんで?と泣きそうになりながら、とりあえずまた外に出てみると、私がいたのはB棟の入り口でした。 
絶対にA棟に入ったはずだったのに、なぜかまたB棟にいたのです。 

おかしいと思いながらも、もう一度A棟に上ると無事にうちに着けました。 

その後すぐ引っ越ししてしまったこともあり、その子とは二度と会っていないと思います。 

妙にはっきりと残っている記憶なのですが、いまだに夢だったのか現実だったのかは謎です。