母ちゃんの実家は昔、専売公社からの委託でタバコの葉っぱを作っていた
収穫した葉っぱは最後に火でいぶして完成なんだけど
この火でいぶすってのが凄い大変だったらしい
というのも、いぶす時間が約一ヶ月間あり、この間は火を絶やしてはいけないんで
常時火の番として二人で見張ってなきゃいけなかったから
なのでこの一ヶ月間は家族は勿論、ご近所さん総出の大仕事だったらしい
母ちゃんは三人兄妹の末っ子で、小学生になると火の番をするようになった
三人とも昼の火の番になったら学校を休んで
夜の火の番になったら徹夜→翌日の学校は休むという感じ
学校側もあそこん家のこの時期はしょうがないと黙認していた
葉っぱ作りは爺ちゃんが亡くなった時(母ちゃんが中学生の時)にやめた
母ちゃん自身は火の番になると、一緒に組んだ
ご近所のおじさんおばさんと色々話しができて結構楽しかったと言ってた
でも、今じゃこんな事、幼児虐待だ強制労働だと騒がれて絶対無理だろうな
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たばこじゃなくても子供が学校休んで畑や田んぼを手伝うのが当たり前の時代の話じゃないのか?
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