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曽祖父が財産を築き過ぎて、ツケを払わされたのがその娘一人。 

跡継ぎはチャッカリ繁栄し増えた子孫の分まで、今度は祖母の跡継ぎとなった自分が背負ってるらしい。 
WW2迄に、自分の戸籍上繋がりある老若男女数百人中、人柱は祖父一人。 

子供の姻族にまでが、かなりの成り上がりギャンブラー揃いだが、 
そちらは知性の一滴もない家系だったのに、今度国立出の医師を排出することになった。 

やっと一人高学歴者に恵まれたのに人柄が良くなるどころか、久々に会ったら 
すっかり別人の意地悪な天狗になってて驚いた。 

何故あんなに意地が悪くなる必要があるのか意味が解らん。 

自分に意地悪すればするほど御利益が大きいから、またいいことがあるんだろうね。

身を削っては身内の強運のツケを払うのが、自分の生かされてる意味らしい。 

目上からとはいえ

「その歳までよく生きられたね」

とまで言われた日には、そろそろお役御免が近いんだなとさすがにドMでも思い知らされましたよ。
最後の奉公で、また皆さんにドカーンとボーナスを支給することになるんでしょうね。 

殊の外喜ぶのは、自分をこんな体に生んで姑に押し付け、表向きだけ整えてやりたい放題の不如帰ですがね。 
それをうちの不幸と根掘り葉掘り面白がりこそすれ、誰も責めない身内も凄い。

それぞれ自分の家族は大切にして、仲良ばかりなのに。