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自分が小学3年ぐらいの時の話だから所々曖昧だし、担任から聞いた話だけど。 


小学3年の時、HRで担任がA先生がこの間学校であった出来事を話してくれた。 

A先生は放課後、自分のクラスでテストの採点をしていた。 
すると教室の前を生徒がスッと通って行ったらしい。 

もう生徒もみんな下校している時間で生徒の誰かが居るのはおかしいな?と思いつつも帰るように注意する為にその生徒の後を追った。 
しかしその生徒は声をかけても振り向かず、さらに早いスピードで歩いていった。(走っていたかな?) 

A先生はおかしいと思いつつも生徒を追いかけた。 

するとその生徒がとある扉のとこに入っていった。 
A先生も追いかけてそこに入ろうとすると、その扉の向こう側が無かった。 
そこはたしか避難口で、いつもちゃんと施錠されていた所。 

しかも生徒の姿も消えていた。 

A先生がいた階は4階で、あと少し扉の向こうに行けば落ちて死んでいたかもしれない。 

この話はこれで終わりだけど、身近でこんな本の中のような話があったことに衝撃と怖さを今でも覚えてる。