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俺が中1の時の話。その頃マンションの一階に住んでて、俺の部屋には
ベランダに通じる窓があったんだ。 

ある日、夜寝てると突然パッと目が覚めた。時計を見ると午前4時ちょうど。再び寝ようと思ったけど、完全に目が冴えて全く寝れなくなってしまった。 
しばらく布団に入りながら天井見てると、ベランダが面している通りの遠くの方から、 

「カーン」 

っていう木に釘を打つような音が聞こえてくるんだ。 
なんだろ…?と思って聞いていると、だんだんうちの家の方に音が近づいてくる。 

「カーン…カーン」 

気づくとその音は家のベランダの前辺りにやってきた。 
この時すでに俺はビビっていて、布団を頭まで覆っていた。 
そして、ベランダの前で 

「カーン」 

と鳴ると、音が止んだ。 

音が聞こえなくなって少しホッとし、布団から頭を出して寝ようとした瞬間、再び「カーン!」と一発鳴った。 

さっきよりも音が近い。 
明らかに音の発生場所は、ベランダに通じる窓の前だった。 
通りからベランダを越えて、今何かが窓の前にいる…! 

俺はスグに跳ね起きて、隣の部屋で寝てる両親の布団に潜り込んだ。 
両親に話をしたが、もちろん2人はなんの音も聞いていない。 

あれは何だったんだろう…