KAZUHIRO171013263_TP_V

エドガー・アラン・ポー唯一の長編小説で「リチャード・パーカー」という
船客付きのボーイが難破して他の乗組員によって食べられるという場面を描いている。 

そして46年後。現実世界で船が難破して客船付きのボーイが他の乗組員によって食べられた。 

・・・そのボーイの名前も「リチャード・パーカー」である。

<ミニュエット号事件> 

イギリス船籍のヨットミニョネット号は、イギリスからオーストラリアに向けて航行していたが、1884年7月5日に喜望峰から1600マイル(約1800キロメートル)離れた公海上で船長1人、船員2人、給仕の少年を含む4人の乗組員が難破し、救命艇で脱出した。 

しかし、救命艇には水や食料がほとんど積まれておらず、カブの缶詰2個と漂流5日目に捕まえたウミガメ以外には雨水しかなく、それも漂流18日目には完全に底をついた。19日目、船長は、くじ引きで仲間のためにその身を捧げるものを決めようとしたが、 
船員の1人が反対した為、くじ引きは実行されなかった。

20日目に船員の中で家族もなく年少者であった給仕のリチャード・パーカー(17歳)が海水を飲んで衰弱したため、他の船長に殺害され、その死体を残った3人の食料にしたというものである。 

この事件は有名な小話「ウミガメのスープ」の元ネタになり、日本でも「世にも奇○な物語」で映像化されている。