C789_chikurintohizashi_TP_V

私、いつからか幽霊を見るようになった。 本当に一般人のように見えて後で「ああ、幽霊なんだな」って気づく感じ。 なんで幽霊なんて見るようになったのかな?と記憶を巡っていたところ、忘れかけてた記憶を思い出した。
これは小三の冬辺りだったか。私は悪さをして外に放り出された。暗いし怖いのであっちをうろちょろこっちをうろちょろしてた。

それで私の家のとなりは竹藪になってるんだけどもそこにおじさんが立ってた。 
昔地域をよく掃除していたおじさんで親しかった人だからすぐにわかった。 
でもあのおじさん、すももの木から落ちたのが遠因で亡くなってたのを思い出した。 
私は怖くなって反対まで逃げた。そこから息を殺して様子を伺っているとシーンとしてる。 
「あれ?大丈夫かな?」って思ってた矢先に寒気がした下からブルブル継続的に来ていた。私は振り向けなかった。

気配はあるが実態が無い。誰か居るのは明白だが街灯が作り出す影は私の分しかない。 
私は恐怖した。後ろに「この世のものではない」ものが後ろに居る。最悪なことに大きな窓の前に立っていたことに気がつく。 
恐る恐る、そのなかに少しの好奇心を持って窓を見た。そこには''しっかり''と私と亡くなっているはずの近所のおじいさんが映ってた。わかってたけども怖くなって動けなくなった。 

何分がたっただろうかもう半日たった気分だった。窓から親が話しかけてくれた。その時はもうおじいさんは居なかったと言う。

後遺症と言うのかわからないけどその日以来3年間くらい(実際は覚えてない)はちょっと変わった霊障に悩まされた。寝室の窓が大体夜の11~1時辺りに3回殴られてた。二階で窓のしたに屋根があるわけでも無いのに... 
今思い出してもあれは怖かった。人がやったと言う可能性が考えられない以上すごく怖かった。しかし、それもいつの間にか収まってた。 
それと引き換えに見えるようになってしまった。

この一件はかなり怖かったよ。