小学校低学年の頃、5時間目が終わった後、下校しようとした時なんだけど 
その日は朝から雨が降ってたのね 

午前中はそれなりに降ってて、帰る頃には小雨という天気 
それで、校庭のいたるところに水溜まりができてた 
水溜まりを踏んで渡り歩くの(縁石だけを歩いて帰る的な)が好きだったから、 
手始めにサッカーゴールのすぐ横にある水溜まりを勢いよく踏んだ 

そしたら足が膝くらいまで一気に埋まった 

どう見てもただの水溜まりなのに、足から伝わる感触は底のない泥って感じなのよ 
死に物狂いで抜け出して、泣き叫びながら家まで走った 
出迎えた母親は最初混乱してたけど、そんな危ないところがあるなんて!と一緒に 
学校まで戻ってもらった 

それで、例の水溜まりを見てもらったんだけど、今度は本当にただの水溜まりだった 
母親が恐る恐る足で深さを確かめても、足の甲が沈むか沈まないかくらい 

でも帰宅直後の俺の足には膝まで泥が乾いてこびりついてたし、夢ってことはない 
結局その日はそのまま帰って、その話はうやむやになった 

それから同じようなことに遭遇したことはない