IMARIH20160806055219_TP_V

徳川に仇なす刀。その名は村正 

村正の刀は、本来美濃伝の刀として、その切れ味や機能美をそなえたもの 
しかし、徳川の人間が何人か痛い目にあった、というだけで、 
妖刀にされてしまった、不幸な刀といえます。 

家康の祖父を殺した刀であり、信長によって切腹させられた 
長男を介錯した刀であり、父広忠もこれによって斬りつけられています。 

昔の人間は、今の人間以上にジンクスにこだわるものであったし、 
家康が忌み嫌うのも、分らなくはない。