ヴォイニッチ手稿。暗号とおぼしき未知の文字で記され、
多数の彩色挿し絵が付いた230ページほどの古文書。
暗号が解読できないので、何語で書かれているのか、内容が何なのか不明である。
また、多数の挿し絵も本文とは無関係であるとの説もある。
作成時期は14世紀から16世紀頃と考えられている。
アリゾナ大学で行われた放射性炭素年代測定により、使用されている羊皮紙は
1404年から1438年に作られたと判明した。
だが執筆時期はさらに後年の可能性がある。
手稿の名称は発見者であるポーランド系アメリカ人の古書商、ウィルフリッド・ヴォイニッチ(en)にちなむ。
彼は1912年に、イタリア・ローマ近郊のモンドラゴーネ寺院で同書を発見した。
現在はイェール大学付属バイネキー稀書手稿ライブラリが所蔵する。
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