000KAI319_TP_V

この前の日曜日、妻とホームセンターに行った。 
車から降りて店の出入り口に向かう途中、台車に乗せた荷物を車の荷台に載せようとしているじいちゃんがいた。

「よーっこらせ!!」とかけ声をかけて持ち上げる。が、耐えきれないらしく台車に戻す。ばあちゃんがそれを見守っていた。 

1袋20kgだったかな?セメントだった。それが2袋。自分が代わりに荷台に積んでやった。 
1袋目を積み込む際に、ばあちゃんが「いつもいつもすみませんね。」と言った。 
(いや自分店員じゃねーから)とちょっと可笑しくなりながら2袋積み終えて店内へ。 

妻に「あのばーちゃん、自分のこと店員さんだと思ったのかな。こんなカッコ(普段着)してるのに。」と言ったら、妻が少し間をおいて、「あの人、○○(自分)がよく夢に出てきたって言ってたおばあちゃんみたいだったね。」と、ちょっとこわばった顔で答えた。 

夢に出てくるばあちゃんは、額の真ん中にほくろがあって、なんて言うか、自分のイメージ的にウルトラ警備隊みたいな変わったブローチのようなバッジのようなものを付けている。 
シチュエーションは毎回違って、地下鉄のようなところから道路に出る階段だったり、船に乗るところだったり、横断歩道を渡るところだったり。 
必ずばあちゃんが荷物を持っていて、自分がそれを持ってやる。 

「この前話したばあちゃん、また夢に出てきた。」というのを何回も妻に話していて、ばあちゃんの姿形を結構妻に説明していたんだ。 
こんなに何回も出てくるのは、子供の頃に何度も顔を見ていた近所のばあちゃんか親戚のばあちゃんなのかなー、みたいな話を妻としていた。 

自分はじいちゃんの事もばあちゃんの事もろくに見ていなかったので判らなかったが、妻が言うにはそのばあちゃん、自分が説明した感じを妻なりにイメージした姿そのものだったらしい。 

それを聞いたとき、「いつもいつもすみませんね。」の言葉を思い出して、ちょっと複雑なほんのりだった。