20の時に彼氏と同棲してた1Kの狭いアパートがいろいろヤバすぎた。 
クローゼットが勝手に開くとか、音楽聞いてるとそれに合わせて知らない女の声が歌ってるとか、壁に何度帽子を掛けても振り返ると落ちてる、なんて当たり前過ぎて全然気にならないくらい。べつに迷惑でも何でもないし。 
記憶に残る出来事だけまとめてみる。 

まずネギ散乱事件! 
朝起きてトイレ入った時に、突然パーン!と変な音が。爆発音の様なそんな感じ。 
焦って慌てて飛び出すと、トイレの目の前に、冷蔵庫に入っていたタッパーが落ちてた。ネギを刻んで保存してたやつ。蓋は玄関まで飛んでた。 
部屋を見て唖然としたよ…部屋中に綺麗にまんべんなく散りばめられた刻みネギ。 
とっさにネギを手で押さえてみた。 
やっぱりひんやりしてる。ついさっきまで冷蔵庫に入ってた感じ。ヒドい。片付けすごい大変だった。ちなみに朝イチだから冷蔵庫開けてもない、冷蔵庫開けるときの独特のあの音も聞こえなかったし、部屋には私一人だった。 
あの一瞬で、どうやってどんな様子でネギが飛び散ったのか…トイレに入ってたのが残念でならない…

彼とはロフトで寝ていて、その時は真冬だった。物音一つしない深夜に、なぜか急に目が覚めた。静か過ぎてキーンと耳の奥で聞こえる感じ。 
そしたら突然外から、ビタビタビタビタ…!って音が聞こえて、部屋のベランダの前あたりで止まった。 
多分、子供が裸足でアスファルトを走る音。『なんだ子供か。』と思ったけど、この時間に?しかも真冬なのに裸足? 
まあいいや、明日も仕事だし。 
とおもって寝ようとした頃。 
ビターン!ビターン! 
両足でジャンプしてやがる。これが意外とうるさい。しばらくイライラしてたけど、それも止まった。そしたら今度は急に大勢で唱えるお経の低い声が出したので、イヤホンで音楽を掛けて耳を塞いで寝た。当時これくらいの事じゃわざわざ彼氏起こしたりしなかった。 
ところが朝起きると、彼氏がげっそりしていた。 
実は彼氏にもあのビターンビターンが聞こえていて、音が止んだ後カーテンレールの隙間から子供がずーっと覗いてたみたい。 
黒目が無くて光ってたとか言ってたけど謎。 
ちなみに2階。頑張れば子供でも覗けるけど…うーん。見なくて良かったwww