gunma-IMG_7896_TP_V

中学校の林間学校では、登山とキャンプがセット。 
中国地方で有名な山に登山に行った。

自分の実体験だがかなり昔の事だから多少曖昧なところもあり。 
登山当日になってから、登山する山が2つ用意されていることを知る。簡単にまとめると ルート1 標高高い有名な山 時間がかかるが登山道が緩やか ルート2 標高が低い無名な山 時間は短いが登山道が険しい 
体力が全くなかった自分は友人と即決でルート2に決めた

山道は半端なく険しくてこんなの中学生が登る山か!って思いながら登った。ちょうど頂上まで半分くらいのところでやっと開けた平地があらわれた。友人と自分はグループの最後尾を歩いててもうくたくただった。

そこは腰位までの高山植物か低木?がぎっしり生い茂っていて、歩くのは獣道みたいに明らかにここ歩けるって場所。暫く歩くと絶壁にぶち当たった。岩の壁。「え?こっからどう進めばいい?」 
って考えて固まった。友人は自分より遅れてまだまだ後ろを歩いていたし暫く待つかと思った時だった。

呼ぶ声が、聞こえた。耳じゃない。頭ん中で。うまく説明できないけど、人の声をスピーカーで大音量で流すと人の声ってのはわかるけど何言ってんだかわかんない。あんな感じの凄まじく大きな声が頭にぐわーって響いた。次の瞬間

可動式の人形の頭を動かすみたいに、自分の頭が勝手に動かされてゆっくり左を向いたんだよ。見ればそこに獣道が見える。次の瞬間体が勝手に歩き出した。操り人形みたいに。意識はハッキリしていた。頭ん中で「え!?なんで!なんで勝手に動いてんだああああ!」って絶叫

その瞬間「おい!そっちはルートじゃないぞ!」って声。瞬間体が止まった。振り返ると絶壁の上から先生が声をかけてくれていた。自分は全て何事もなかったかのように元に戻ったしそのまま無事登山を終えて林間学校も終わって帰宅。

登山から帰ってから、たまたま晩御飯待ちながらついていたニュースを見てた。そしたら、中学生が山で遭難し遺体が発見されたと流れていた。山も同じ。遭難した場所は映像でみたから間違いない。自分が呼ぶ声を聞いた場所。

行方不明になった場所と遺体が発見された場所はさほど遠くなかったにも関わらず、中学生はそこから正しいルートに戻れず一晩たち捜索隊も見つけられなかった。一晩行方不明になっただけで中学生は遺体で発見された。

心配してくれる人ありがとん。あれ以来頭の中で変な声が聞こえるなんて現象は起きてないよ。これ一度っきり。この事以来死ぬまで登山はしないと誓った。自分にとっては死んでたかもしれないし、死ぬほど怖かった。