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この前、11時位に駅にあるバスターミナルの前の本屋に行った。 
そんで店の中うろちょろしてると、高校生の話し声が店の中に響いていた。オタクっぽい高校生4人が漫画コーナーで話してて、田舎だからそれ以外に客はいなかったみたい。 
夜も深いけどある意味リア充してんなー、とか思いながら店を出ようとしたら、タイミング的にその子達と一緒に出る感じになって、まぁ彼らは俺の事は無視して騒いでたんだけど。 

そんで店の外に出て、ちょっと離れたところに立ってタバコを吸い始めたんだけど、その子達は店の前でたむろし始めて声はまだ聞こえてた。田舎だから響くのかなって思ってその時は気にはしてなかった。 
で、高校生の会話を流し聞きしつつ元気だなあいつらって思って、1、2分位して何気無くそいつらのいるであろう場所をみると、そいつらはもういなくなってた。でもまだ話し声は聞こえてた訳。 

どこに隠れたんだよって思って、辺りをみると建物の角に消えてく学生服が見えたんだ。帰っていくんだよ。 
その時はまだ、馬鹿でかい声で話してるだけだと思ってたけど、タバコを吸い終わる頃にも声のボリュームが変わらないんだ。 
いや、あり得ないだろって思って、全体が見渡せるようなところに移動しても、本屋から移動しても音量が変わらない。 

店にいる時は反響だと思ってたけど、よく聞いても声がどこから聞こえてるかもわからない。 
バスターミナルには自分の他に誰もいない。それは田舎だからと思うけど。 
会話の内容は普通に、学校の○○がどうだとか、××が馬鹿やったとか。 
ただの馬鹿ガキの話なんだわ。そんなよく聞けてなかったけどな。 

それでもう怖くなって、「なんなんだよこれ」って呟いたら、急に声が止んだ。 

それだけなんだけど、本当に不可解。