PPS_huruipachinkodai_TP_V

俺がパチ屋の深夜清掃のバイトをしてた頃の話 
郊外にある大きな駐車場付きの店舗で、原付で通っていた 
終れば日付変わってるし、族っぽい走り屋にも遭遇したし、よくパトカーに止められ職質されたな

仕事が終って駐車場に出ると、端っこの方で子供が走り回ってるのんよ 
メインの電源落とした後の、薄暗い照明がぽつぽつある中、ライトのあるポールの下だけがぼんやり明るくて 
その光のサークルを小さい影が横切る、「ててててっ」っと足音がする・・・ 
「あぁ?」こんな時間にと思って確認に行こうとすると、「やめとけっ!」後から思いっきり
怒鳴られた

バイトの先輩格の兄ちゃんだ、仕事で失敗してもそんな怖い顔された事ない 
「え、いや、今、子供・・・「いいから、見に行ってもそんなの居ないから!」 
言葉を遮られた上、ぐいっと肩を引っ張られる・・・正直ムッとしたが、凄い顔で睨んでる 
ビビッてその日は帰ったが、その人とはそれっきり二度と会わなかった

結局、その日以外、子供(の幽霊?)は見なかったが、 
当時はパチンコで身持ちを崩して一家心中とか、 
炎天下、車の中に置き去りにされて、脱水症で死ぬ子供の事件なんかがちらほら出始めていて 
その店の駐車場で、誰かが死んだなんて話は聞かなかったが、そんな類だろうな 

今はもう移転したか潰れたかでそのパチ屋は無いが、 
あの子は、出てくる筈の無い親を駐車場で待っているのかな?