DSCF8497_TP_V

兄貴「そういやさ、エレベーターが13階に止まるの見たことあるん?」 
友人「ある.気になって降りてくる人見ようと思ったんやけど、誰もおらんかった」 
兄貴「まぁそれは、別に不思議でもねぇけどな」 

エレベーターが来たので、乗り込む二人エレベーターは4-5-6-7階と 

暗い-明るい-暗い…明るい… 
を繰り返して上がっていく そして 
12-13階 

明るい…暗い………暗い 
最上階は真っ暗だった

ドアが開いてやっと着いたのだと分かった 
それまでぼうっとしていた二人は13階に足を踏み入れた 
目もなれてきて、見回してみると、ドアが2つあるので部屋数は2だと分かった 
友人「この階だけ暗いのは、壁に囲まれちょんけんか」 
兄貴「いや、それもあるんやろうけど、灯りつけてねぇけんやろ」 
友人「あ、そうやわな」 
友人&兄貴「www」 

すると背後から 

「ククククッ」 

女性の笑い声が聞こえてきた 

兄貴は"頭から血の気が引く"という体験を初めてした

振り返ると全身真っ白い服を着た女の人が立っていた 

体つきは細く、髪は胸まで伸びていて、口元は横に開いて 

「クククク…フフッ」 

と笑っていた 

完全にヤバい… 
兄貴「こ…こんにちはぁ」 

ヒタヒタとこちらに近づいてくる女 

友人と兄貴は手を取り合いながら震えていた 

「ねぇ…」

腹に力を入れてない声で 
「ねぇ…私の部屋にこない…」 
兄貴「へぁっ…ふぁ」 
「たのしいのよォォ…」 
友人「いえぇ…い、いぃです!まっまた今度で」 
「こんどォ…?」 
「フフフゥ」 
兄貴「はひぃ…また今度で!」 
兄貴が答え終わると女は、がっ!と顔をあげ、目を見開いて 
「今度って…いつぅ…?いつなのよォォオオオ!!!」 

「イイヤァァアオオオ…ヴォォオアォオオ!!!!!!」

兄貴と友人は急いでエレベーターに逃げ込み、『閉』をバンバンする 

「ゥヴヴゥォォオ゙オ゙アォオオヴオオオ゛アォオオオオ!!!!」 

奇声を上げて睨んでくる女の表情は怖すぎて目を離したくても離れなかった 


その後は急いでアパートから逃げ、俺達兄弟の家に 

友人はその日うちの泊まった

この話は、事が終わった数ヵ月後に俺に話してもらったのだが、当時兄貴達は俺をいじめるのにはまっていて、「最上階には全身に針の刺さった男がいる」だとか「しゃべる猫がいる」等の嘘と共に吹き込まれたので この話も当然嘘と思っていた 

がしかし、2年前に思い出話に花を咲かせていたところ、兄貴が 
兄貴「そういえば、あの女の人なんやったんやろうなぁ」 

とつぶやいていて、「本当の話だったのかよ!!」となりました

今もその建物はあるし、ベニヤ板もそのまま 

エレベーターは綺麗になってはいる 

いったいあの建物はなんなのだろう… 

いつの日か凸ってみたい